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B14|悪いオオカミに噛まれた ページ27

「Aちゃん、今日も可愛いなぁ〜」





先生不在の自習時間



誰も勉強する様子はなく、教室はガヤガヤと賑わっている。



俺は親友とゲームをしながら、Aちゃんのことをチラチラと見ていた。





「お前、相変わらずAさんのこと好きだよな」




「そりゃもちろん、Aちゃんへの想いは誰にも負けねぇからな。」




「よく言うよ、Aさんといえば宇田川じゃん。」




「でも付き合ってないんだろ?そんなんこっちのもんだって。」





野球部の宇田川と言えば、大会に出まくってるスゲー奴。


人見知りな性格で、女子はAちゃんとしか話していない





「この間だって、2組の田中がAさんに告ったけど、宇田川に妨害されたらしいよ」





宇田川によって阻まれた、Aちゃんへの告白者は後を絶たない。



休み時間も放課後も、いつもAちゃんの隣にいるのは決まってアイツ。



だから、裏でついたあだ名は番犬。




すると、教室内に居た女子たちがザワザワと騒ぎ始めた。




「え、なに?」


「廊下見ろ、人気コンビの登場だ。」




噂をすればなんとやら、扉の前には宇田川と山崎が居た。




宇田川はズカズカと教室に入ってくると、真っ先にAちゃんの元へ向かう。




「A、ジャージ返して。」


「あ、ごめん!さっき返せばよかったね」




異様な雰囲気を醸し出す2人に目が離せなくなっていると、宇田川と目が合った。




「、、っ」




ヒュっと息の根が止まったような感覚



睨まれているわけではないのに、どこからともなく感じる威圧感に圧倒される。





まるで、俺のAだと言うように。




番犬というよりか、狼のようだった。






「うだちゃん、私1人で行けるよ。」


「前もそう言って先輩に捕まってたじゃん。」


「でも、私が困ってたらすぐに来てくれるでしょ?」


「そりゃAのためだから。」





「Aは俺がいないとダメだもんね。」





_____________
リクエストありがとうございました!
可哀想なクラスメイトくん目線にしたら、2人の絡みが少なくなってしまって申し訳ないです、、。

B3|大人なネイルも褒めて欲しい→←B1|不器用すぎる僕を笑ってね



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。の(プロフ) - 一琉さん» こちらこそありがとうございました〜!! (2月24日 5時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - 最高ですありがとうございます( ; ; )♡ (2月23日 23時) (レス) @page43 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - 一琉さん» B33くん了解しました!お待ちいただけると幸いです( т т ) (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - がぎさん» B43くん、上手く書けているか不安だったので良かったです!ありがとうございます^.ˬ.^ (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - もしよろしければ杉澤龍くんのお話読みたいです!♡ (2月18日 0時) (レス) @page41 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:。の | 作成日時:2023年12月9日 17時

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