恋煩い

B67&B6｜魔法使いの代打は私！ ページ24

試合前、腹ごしらえをする選手で賑わう食堂。




そんな食堂の一角に、仲良しの同期が集まっていた。





「これ、何のカメラですか？」



「食堂カメラのヤツ。気にしないでいいよ。」





スタッフにそう言われたAは、「いただきます」と食事を始める。





67「A、これ好きやろ？あげる。」




右側に居た中川は、みかんゼリーをAに手渡した。





6「お！じゃあ俺のも〜」




左側にいた宗も、自分のゼリーに手を伸ばす。





「宗チャンネルやってよ、あれ好きだから。」




Aに制され、カメラに向かってみかんゼリーの紹介を始める宗。





67「A、バランスよく食べなきゃ。」





そう言うと中川は、サラダをフォークに取り、Aの口元へと運ぶ。





「ん、これ美味しいね」




でしょ？とサラダを食べるAを見つめる中川。






6「そういえば、Aが好きそうなラーメン屋見つけたよ。」





宗はAが座っている椅子を引き寄せ、2人で宗の携帯を覗きこむ。





6「次のオフ、俺と行こうよ」





宗の一言に、2人の様子を見ていた中川は顔を曇らせる。





67「宗ちゃん、前もAと行ってたやん」



6「そういう圭太も連続でデートしてただろ」





火花を散らす2人に対し、Aは美味しそうにみかんゼリーを頬張っていた。

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