F18｜今日も君は僕を狂わせる ページ23
「福也さーーん！」
授業終了のチャイムが響き、お弁当を食べようと席を立つ。
廊下から聞こえてきたAの声
「またこっちの教室まで来たの？」
「福也さんに会うために学校来てるので！」
入学式の時から、何故か俺に懐いてくれている後輩のA。
犬みたいで可愛くって、ついつい意地悪をしてしまう。
人が集まらない中庭へと移動して、ベンチに腰を下ろし、お弁当の蓋を開ける。
「福也さんのウィンナー、タコさんだ！」
「ふふ、A喜ぶかな〜と思って」
不思議そうに俺を見上げるAに、ウィンナーを差し出す。
「はい、あーん」
「いただきます、！」
「めちゃくちゃ美味しいです！」と頬張るAに笑みがこぼれる。
「A、リップ変えた？」
「ん！分かりますか？」
「福也さん、ピンク系の方が好きかなぁって」
Aの血色の良い唇に目を奪われる。
「正解、俺のどタイプ」
俺に褒められて、満足そうに笑うA
「福也さんってズルいですよね。」
「ズルい？」
「優しいし、かっこいいし、笑顔素敵だし。」
楽しそうに指を折り曲げるA
「おだてても何も出てこないよ〜？」
軽くAの頭を小突く。
「それに、すっごい褒め上手！」
目を輝かせながら、熱弁してくれるA。
「俺は事実を言ってるだけだよ」
「A、会う度に可愛くなるもん」
すると、Aはお弁当を片付けながら、
「全部、福也さんのためですからね。」
少し不敵な笑みを浮かべながら、俺の顔をのぞき込んでくるA
「あ、昼休み終わるのでそろそろ失礼します！」
中庭の時計に目をやると、あっという間に時間が過ぎていた。
風のように去って行ったAを見つめる。
「ズルいのはどっちだよ、」
にやける顔を誤魔化しながら、教室へと戻った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リクエストありがとうございました！
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。の(プロフ) - 一琉さん» こちらこそありがとうございました〜！！ (2月24日 5時) (
レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - 最高ですありがとうございます（ ; ; ）♡ (2月23日 23時) (レス) @page43 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - 一琉さん» B33くん了解しました！お待ちいただけると幸いです( т т ) (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - がぎさん» B43くん、上手く書けているか不安だったので良かったです！ありがとうございます^.ˬ.^ (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - もしよろしければ杉澤龍くんのお話読みたいです！♡ (2月18日 0時) (レス) @page41 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。の | 作成日時：2023年12月9日 17時
