B24｜晴れだって雨だって1番がいい ページ19
｢あ、｣
練習の合間に休憩をしていると、服のボタンが取れていることに気づく。
まぁ別にいっか、、と思っていると
｢くれ、それ取れちゃったの？｣
声をかけてくれたのは、球団職員のAさん。
入団当初から面倒を見てくれていて、僕の憧れの人であり、大好きな人
｢貸して、縫ってあげるよ｣
隣に座ったAさんは、鞄から小さめの裁縫道具を取り出し、テキパキとボタンを縫い付ける。
｢Aさんの手、好きです｣
ボタンを縫い付けていく手を目で追っていく。
｢ほんと？嬉しいなぁ〜｣
｢私もくれの手が1番好きだよ｣
Aさんの言葉に、自分の手を見つめる。
｢たくさん練習したんだなって思うんだよね。｣
豆だらけの僕の手と、簡単に包込めてしまうようなAさんの手。
｢くれ、立派になったねぇ｣なんて言って、僕の頭を撫でるAさん。
調子が良い時も悪い時も、Aさんは必ず頭を撫でてくれた。
｢Aさん、｣
縫い付ける手を進めるAさんに呼びかける。
｢これからもAさんの1番は、僕ですからね。｣
ぽかんとした表情を浮かべるAさん。
｢もちろん、当たり前だよ。｣
Aさんは、満面の笑みで僕の頭をわしゃわしゃと撫でた。
いずれは手だけではなく、僕自身がAさんの1番になれるように。
｢Aさん、練習付き合ってください｣
｢え、私でいいの？｣
｢Aさんがいいです｣
戸惑うAさんの手を引き、練習に戻った。
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。の(プロフ) - 一琉さん» こちらこそありがとうございました〜！！ (2月24日 5時) (
レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - 最高ですありがとうございます（ ; ; ）♡ (2月23日 23時) (レス) @page43 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - 一琉さん» B33くん了解しました！お待ちいただけると幸いです( т т ) (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - がぎさん» B43くん、上手く書けているか不安だったので良かったです！ありがとうございます^.ˬ.^ (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - もしよろしければ杉澤龍くんのお話読みたいです！♡ (2月18日 0時) (レス) @page41 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。の | 作成日時：2023年12月9日 17時
