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ドッドッドッド、心臓がTシャツを突き破って出てくるのではと思うほどにビートを刻んでる。
なんでだ、なんでだよ。パンツ見たくらいで俺は何をそんなに興奮してるんだ。女の子の下着初めて見るわけじゃないし、なんならその下だってどうなってるか知ってるよ。知ってるのになんでこんなに…
足音を立てないようにそっとベッドに近づいて、捲れ上がったスカートに手をかける。
悪魔の囁きが聞こえる…
『こんな格好で寝てる方がわりーんだよ、ちょっとくらいいたずらしたって罰当たんないって』
いやいやいやいやいや、ダメダメダメダメ。
いくら最低の俺でもそれやっちゃったらもうマジの底辺だって。
『じゃあお前、目の前のこのぷりっとした可愛いお尻に触らず居られるか？』
…い、居られるよ。
そうだ、できる。俺なら、俺なら我慢できる！
『へえ、こんなにこの女のこと好きなのに？』
俺の中の悪魔すっごい性格悪くない？人の弱みにつけ込んでどうしたって触らせようとしてくるじゃないの。こう見えて俺だって背中に汗がツーっとつたうくらいには下心と我慢の狭間で揺れに揺れてるって言うのに。好きだから我慢するんじゃん、負けない…俺は負けない！
「好きだから我慢する！！！！！」
「…は？」
「ヒッ」
お、お目覚めですか
「……グク。チョンジョングク」
「う、あ、はい」
「何、その手」
Aの指差す先をゆっくり目で追うと、ひらっとしたスカートを両手でがっつりと持ち上げている俺のゴツゴツした手。
ジーーーーーザス！！
すぐさまその手を離して両腕を顔の横にパッと上げて、必死に弁明をする。
「ちが、違う。捲れてたから直そうと」
「…へえ」
「う…マジだよ」
「…見た？」
「みみみみ、み…見てない見てない」
「…本当は？」
「み、見ないように努力はした」
「最悪」
そう言って布団の中に潜り込んだAは、壁の方を向いたまま何も言わないから部屋に重たい空気が流れる。
そーっとベッドに腰掛けて、恐る恐る声をかける。
「ごめんって、A」
「うるさい」
「ねえ、怒らないでよ。わざと見たわけじゃないんだって」
「見られたくなかった、…こんな形で」
「…こんな形で」
ねえ、待って！！！どんな形で見て欲しかったの！！！！ああ、もう何！！顔覗き込んだらめちゃくちゃふてくされた表情してんだけど何！！可愛いが過ぎるだろう！！
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ちむこ(プロフ) - ジーザスクソワロタ。でした (2022年2月24日 4時) (
レス) @page21 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
ina(プロフ) - めっちゃ笑ってキュンキュンしてすごく良いお話でした…ありがとうございました♡ (2022年2月14日 19時) (レス) @page32 id: b43d350443 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2021年9月24日 19時) (レス) @page33 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
Q(プロフ) - 溢れんばかりのスタンディングオベーションをJKと芍薬氏に捧げます。もちろん私も泣いています。号泣です。(爆笑 (2021年9月5日 22時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
みあも(プロフ) - ついにこの時がぁぁぁあ！！ジョングクおめでとう！スタンディングオベーション拍手喝采涙が止まらんよ！！！芍薬さん！お疲れ様でした！Twitterも楽しませてもらってます♪楽しい作品ありがとうございました！ (2021年9月5日 21時) (レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芍薬
| 作成日時：2021年7月10日 0時
