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ジ、ジミニヒョン！応答せよ！助けて、どういうこと！ジミニヒョンってば、ねえ！聞いてるんでしょ！
え？オーディション中だから話しかけるなって…なんで今よりによって今オーディション受けてるの？ガッデム俺の守護神オーディション中！！
…こうなったら尾行だ、それしかない。
どうしても気になって、2人の後をこっそり追うと図書館の前の花壇の植え込みにヒョンが腰掛けて、すぐ隣をトントンと叩いてAに座るように促しているみたいだった。
木の影からそっと覗くのが精一杯で、何を話しているかまではわからない。くううもどかしい。
ヒョンの隣にちょこんと座ったA。その距離を、ぴょんぴょんと小さく体を跳ねさせながら笑顔で徐々に縮めるヒョン。
だめだ、近付くな。この感じ、知ってる。やめてくれ。くるんだろう、スローモーション…
Aの顔を覗き込んで、何か行った後ににこっと笑う。
ここからじゃAの表情は確認できない…
Aが何かを言ったのか、ヒョンはそれに対して大きな口を開けて笑ったあと考えるような素振りを見せて、急に右目を両手で押さえ痛がっている。
…なんだ？
痛がるヒョンを気遣っているのか、Aがヒョンの目を覗き込むと、ヒョンはにやっとほくそ笑んで何かを言っている。
なんて言ったんだ、何が起こってるんだ！
俺の全神経よ、聞いてくれ。ヒョンの唇の動きをよく見るんだ、読み取れ！ジョングクの呼吸、壱の型読唇一閃！！
い い よ
つ き あ お う
いいよ、付き合おう
は？何言ってんの、ダメに決まってんじゃん。なに許可してんの、いいわけない。やめて！
え、あ、ちょ！待って今スローモーション待って、ヒョン顔近づけてる！ああ、キスや。キス現場やったんや、ここは…
だめ、見てられない。退散。
出て行って止めろ？そんな勇気あるわけないでしょ。へたれのジョングクですよ。俺にできることなんて誰にも気付かれないまま背中を丸めてトボトボその場をあとにすることくらいだよ、馬鹿。俺の馬鹿。
なんだよ、Aのやつ！思わせぶりか！やっぱり魔性だったじゃんか！ビッチめ！！その気にさせといてさ、好きだと言わせておいてさ、こんなにぶんぶん振り回しておいて！結局ヒョンと上手く行くなんてそんな残酷な結末ある…？筆者！出てこい！！おら！
勝手に勘違いして舞い上がってたお前が悪いって？ねえ、ジミニヒョン今は優しくしてよ…
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ちむこ(プロフ) - ジーザスクソワロタ。でした (2022年2月24日 4時) (
レス) @page21 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
ina(プロフ) - めっちゃ笑ってキュンキュンしてすごく良いお話でした…ありがとうございました♡ (2022年2月14日 19時) (レス) @page32 id: b43d350443 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2021年9月24日 19時) (レス) @page33 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
Q(プロフ) - 溢れんばかりのスタンディングオベーションをJKと芍薬氏に捧げます。もちろん私も泣いています。号泣です。(爆笑 (2021年9月5日 22時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
みあも(プロフ) - ついにこの時がぁぁぁあ！！ジョングクおめでとう！スタンディングオベーション拍手喝采涙が止まらんよ！！！芍薬さん！お疲れ様でした！Twitterも楽しませてもらってます♪楽しい作品ありがとうございました！ (2021年9月5日 21時) (レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芍薬
| 作成日時：2021年7月10日 0時
