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ヒョンと別れて教室に戻り、自分の席に着くと斜め前の席のAが手鏡で前髪を直しているのが見える。
なにこいつ、うける。
急に女子のフリしだしてません？
まだ、耳赤いし。
…なんだよ。可愛いじゃん。
「だからさ、なんで居るの」
「うい、おかえりー」
風呂から上がって、部屋に入るともはや定位置となったベッドの上で漫画を広げているA。
「おばさんに頼まれたんだよ」
「は？何を」
「あんたの勉強見てやってくれって」
「…ジーザス」
相変わらず馬鹿だよね、とAは鼻でふふんと笑って漫画を閉じる。
「金曜追試でしょ、見てやるから座んな」
「結構です」
「グクが良い点取ってくれなきゃ困るんだよ…」
両手をグーにして、顔の横に添えて腰をくねくねさせながらこっちを見て来る。
すっごい鳥肌。何その古典的なぶりっ子の図、古くない？ねえ。
「恐ろしすぎて息するの忘れたわ、死ぬ」
「おばさんがあんたの成績上げたらお小遣いくれるって言うから、本気出せよジョングク」
俺には全然くれないくせに、Aには本当に甘い。うちの母親は。
無理やり机の前に座らされて、前回の答案用紙と参考書を並べられる。
上から順に解説が始まって、5秒で白目を剥く。
「真面目にやって」
やめて、ゴリラの握力って500�圓△襪鵑任靴隋�
俺の頬をそんな風に掴まないで、恵まれた容姿の俺の頬を。
「聞いてんの？」
「…ひゃい、ふいまへん」
なんで俺より馬鹿そうなのに、頭良いかなー。この子は。
そんな事より今日のAのTシャツいつにも増してヨレヨレだなあ。そんな首元空いてると、ほら。見えちゃうんじゃないかn
「白」
「は？何」
「いや、なんでもない」
「はい、次この問題」
やば、つい口に出た。危ねえ。
ていうか白い下着つけるようなキャラじゃなくないか？
…違う違う。断じて違う。
別に見たくて見たわけじゃないし、全然気になんない。
「で、この公式を使うって事。分かった？」
「…もう一回やってもらっていい？」
「だから、A=(x,y) B=」
「あ、じゃなくて、こう。前屈みにさ」
「…死ね」
Aはやる気をなくして、ベッドに寝転がる。
壁の方を向いて明らかに不機嫌度マックスのオーラを放つ。
「冗談じゃん」
「真面目にやんないなら、寝る」
「いやここで寝ないで、俺どこで寝んの」
「床で寝とけ」
.
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daicomg84(プロフ) - 芍薬さんが大好きです。 (2022年6月11日 23時) (
レス) id: 289e7de8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ちむこ(プロフ) - あかん。おんもろすぎる（笑） (2022年2月24日 3時) (レス) @page48 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
ちむこ(プロフ) - やばい笑いすぎてお腹痛いです (2022年2月24日 2時) (レス) @page6 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - ちやんと人の話を最後まで聞けー！！！！ジョングガー！！！ (2021年7月9日 18時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
Jina(プロフ) - じょんぐ、よく頑張ったよ！ご褒美にうまい棒あげる^^喉カラカラになってむせたことにして泣いちゃえTT (2021年7月9日 15時) (レス) id: 471479b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芍薬
| 作成日時：2021年6月28日 18時
