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で、結果早退して今布団の中で丸まってる訳なんですけども。
保健室行って測ってみたら本当に熱あって、驚いちゃうよね。
マジで風邪だったんじゃんと思ったら、なんかちょっと荒んでた心が落ち着いた。
やっぱどう考えても、俺がAを好きだとか可愛いと思うとか。そういうの違和感でしかないし、とにかく痒い。痒さしかない。女と思って見てこなかった訳だから、当然なんだけど。
こんな時に限って、世話焼きの母ちゃんは町内会のマダムと温泉旅行で無口な父ちゃんは異国に出張中だ。馬鹿は風邪ひかないからさ、寝込むとか本当何年ぶりだろ。
なんか、寂しくなって来た。
魘されてる自分の声で、目が覚めた。
Tシャツは汗でぐっしょりと濡れて、頭もぼーっとする。着替えたくても起き上がれない。
あー、と声を出して喉はイカれてない事を確認していると真っ暗な部屋に、隣の部屋の明かりが差し込んでくる。
Aが帰って来たことが分かると、聞こえるように大げさに咳き込んで体調が悪いアピールをする。…なんで、せんでいい。脳の中の司令塔を無視して、肺も気管も咳を出そうと奮闘する。
しばらくそんな馬鹿げた行為を続けていると、向こうの部屋の電気が消えて気配が一切なくなる。
まあ、そうだよね。仮にも俺、Aに最低な発言しちゃって怒らせたままだし。俺がどんなに死にそうでも興味ないよね。ていうかむしろ一回死んで来いくらいに思ってるよね。
「グク」
「ぶるあっ」
マジで心臓止まったと思った今。口から出した事ない声出た。
部屋の扉が少し開いて、その隙間からAが顔だけ出してこっちを見てた。
「おばさん居ないの？」
「んー」
「薬飲んだ？」
「んん」
反応薄い俺に痺れを切らしたのか、部屋の電気をつけてからベッドの方に歩いて来る。ああ、目が。急に明るくされて、目が。
「熱はー」
汗でべったりしてる額に、Aが手を当てる。
目がやられてて本当に良かった。至近距離でAの顔見たら俺、また。
「汗すご、着替えな」
引き出しから新しいTシャツを出して、俺の顔にそれを投げつけて来る。おい、病人だぞ。これが重病人に対する態度か。
鉛のように重たい体を起こして、着ていたシャツを脱ぐとAと目が合う。
「…体、拭く？」
「え」
Oh baby, look what you started 〜♪って俺の頭の中でアリアナが踊り、歌う。
「今、Into youやめてえ」
「は？なんて？」
.
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daicomg84(プロフ) - 芍薬さんが大好きです。 (2022年6月11日 23時) (
レス) id: 289e7de8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ちむこ(プロフ) - あかん。おんもろすぎる（笑） (2022年2月24日 3時) (レス) @page48 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
ちむこ(プロフ) - やばい笑いすぎてお腹痛いです (2022年2月24日 2時) (レス) @page6 id: fab33c3484 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - ちやんと人の話を最後まで聞けー！！！！ジョングガー！！！ (2021年7月9日 18時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
Jina(プロフ) - じょんぐ、よく頑張ったよ！ご褒美にうまい棒あげる^^喉カラカラになってむせたことにして泣いちゃえTT (2021年7月9日 15時) (レス) id: 471479b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芍薬
| 作成日時：2021年6月28日 18時
