12話 ページ13
慧side
慧「涼介〜入るよ〜。」
涼「慧兄さん……何回もごめん。」
布団の中で少し涙目になっている涼介。
まあ、久しぶりの体調不良だし、不安定になってもおかしくは無いんだけどね。
慧「大丈夫だよ。
雄也も来てくれたからね。」
雄「おう。」
今回はしっかりと聴診器も持ってきた。
慧「ちょっと胸の音きかせてね。」
温めたチェストピースを涼介の薄い胸元に当てる。
まだ少し呼吸が早いし、頻脈気味だ。
慧「まだ少ししんどいでしょ。
ちょっと体起こそうか。」
涼「…うん。」
雄也に手伝ってもらって涼介の体を起こし、深呼吸を促す。
慧「ゆっくりでいいからね。
焦らないで。」
背中をさすりながら落ち着くのを待つ。
涼「…もう大丈夫。雄也兄さん、ありがと。」
雄「おう。」
慧「どうする?今日はもう寝ちゃう?」
涼「……シャワー浴びたい。」
慧「シャワーね。おっけー。
今日は涼介と一緒のお風呂だな。」
涼「え。」
雄「え。」
慧「え?」
何かおかしなこと言った?
417人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さんプー(プロフ) - 頑張ってください!前回から見てます!!たのしみにしてまっする!! (2018年3月19日 14時) (レス) id: 25b089a651 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫苑 | 作成日時:2018年3月18日 3時