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どうして3人来たのだろうと戸惑いながら向かい合うと、いち早く落ち着きを取り戻したらしいジスが「じゃあ奥さんはAってことだ」とニヤリと笑いながら呟いた。
「だから3人で来いってことだったんだな」
ジスの言葉に、ジョンハンが妙に納得したように頷いている。二人の様子を見て、私は必死に今の状況を頭の中で整理していた。
「えっとつまり、私の結婚相手はあなたたち3人のうちの誰かで、今からそれを当てればいいってこと？」
ジョンハンはいつもの悪そうな顔をして、私に向かって「さすがお前は呑み込みが早いな」と言った。
「普通に教えてよ」
「普通じゃ面白くねぇだろ」
「まぁでもA、安心してよ。必ずこの3人の誰かであることは確実だから、これからの結婚生活が過ごしやすいものになるってことは保証する」
ジスの言葉に確かにそうだなと胸をなでおろす。知らない人よりは過ごしやすいに違いない。
「さ、じゃあどうやって当ててもらおうかな」
「そうだね、こういうのはどうかな。Aが僕ら一人一人に旦那か聞いていって、僕らは全員ノーで答える」
「A、お前なら俺らの嘘くらい見抜けるよな？」
そう言ってニヤニヤと楽しそうにしているジスとジョンハンにため息をつきながら、わかったと返す。なんとなくいつもより口数が少ないスンチョルに視線を移すと、目が合ったことに驚いたのかびくりと肩を震わせている。
「じゃあ3人並んで」
そう言うと3人は、ジス、スンチョル、ジョンハンの順に横一列に並んだ。
「ジス、あなたが私の旦那様ですか？」
「さぁ？どうだろ」
「おい、ノーで答える段取りだろ」
「ハハハ、ごめんクプス、ついうっかり。A、僕じゃないよ」
「んー、じゃあスンチョル。あなたが私の旦那様ですか？」
「あー、えっと俺は、違います」
「へぇ...ジョンハン、あなたが私の旦那様ですか？」
「違う、お前と結婚なんて嫌だね」
「私も」
最後のジョンハンの憎たらしい発言はさて置き、もう一度3人の様子を思い返してみる。うん、答えはもう出ている。全く、もうちょっと悩ませてほしかったものだ。
「本当にスンチョルは嘘がつけないね」
「えっ」
彼らと知り合ってそれなりに仲良くしてきたからすぐにわかる。スンチョルは嘘をつくとき、妙に無表情になる。
「ほんとこの大根役者は」
呆れたようなジョンハンの声にうるせぇよと文句を言いながら、スンチョルは「俺が旦那です」と照れくさそうに手を差し出した。
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ゆび - この作品に出会えてよかった……ありがとうございました………Chocolatちゃんたちの未来に幸あれ……🌸🌸続きが読めないことは残念ですが、またどこかでお会いできる日を楽しみにしております！！ (2022年12月3日 18時) (
レス) @page41 id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
smallpeach(プロフ) - 久々に読ませていただきました。この作品本当に大好きです。完結表示が出ていて寂しい気持ちもありますが、ここまで続けていただいてありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。 (2022年10月4日 0時) (レス) @page41 id: eabc0d3a73 (このIDを非表示/違反報告)
pn_ba1(プロフ) - こちらのお話はもう更新されないのでしょうか？ (2022年8月21日 1時) (レス) id: d4e59b8d7f (このIDを非表示/違反報告)
yui.(プロフ) - 大好きな作品なので更新とても嬉しいです！これからも応援しています！＾＾ (2021年11月16日 7時) (レス) id: 16bd37e790 (このIDを非表示/違反報告)
ネプコ - とても面白くて一気読みしました！！！興奮が止まりませんwwお忙しいかとは思いますが、体に気をつけて更新頑張ってください！応援しています❣ (2021年10月4日 19時) (レス) @page38 id: 171786c0ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2018年3月22日 18時
