４５(yoonseo) ページ37
競技が始まるまでの待機時間、私とAオンニはとくに話すこともなく並んで座っていた。ジウオンニは別のチームの友達と話しに行って今はいない。しばらくするとウトウトとし始めたAオンニに、倒れないように肩に手を回しながら周りを見渡してみる。何人かこちらを見ている男性アイドルが目に入ってため息をつきたくなった。
「オンニ、やっぱり人気だね」
「ん...ん？ユンソ、なんか言った？」
「いや、何も。そういえばオンニ、もうすぐ私とジウオンニ行かなきゃなんないんだけど一人で大丈夫？」
「大丈夫」
欠伸をしながらそう言うオンニに、余計に不安になってくる。この人ほんとに危機感がない。最近のオンニは前より少し雰囲気が柔らかくなった。それは交友関係が広がったからなのか詳しくはわからないが、確実に前よりは近づきやすくなっているのだ。言ったそばからまた寝始めたオンニをどうしようかと考えていると、見知った顔が目の前を通り過ぎようとしていたので慌てて声をかける。
「あっ！」
「あ？え、何、ユンソじゃん」
「ウォヌ！と、ソクミン、いいところに来た」
「僕はおまけなんですかユンソヌナ」
元クラスメイトと後輩、もといSEVENTEENのウォヌとソクミンは立ち止まって不思議そうにこちらを見下ろした。
「お前から声かけてくるとか珍しいじゃん。その横の人、サラヌナ？寝てんの？」
「そうそう、ちょっと今日お疲れでね。ねぇ、あんたたち二人今暇？っていうかSEVENTEENは暇？」
「暇っていう表現は癪だけど暇」
「何かあったんですか？」
「私もジウオンニも今から競技出るんだ。だからAオンニ見ててくれない？あんたたち二人でもいいし、別のメンバー呼んでもいいから」
「え、なんで、」
「あぁ〜！あれですよウォヌヒョン、ほらミンギュが言ってた」
「何だっけ。あぁ、あれな」
ウォヌとソクミンは謎の会話を繰り広げると、勝手に納得したように頷いている。
「何かわかんないけど、とにかく頼める？この競技だけなの、Aオンニ一人にしちゃうの」
「わかりました！ユンソヌナの頼みですし、僕らが責任もって見ておきますよ」
「どうでもいいけど早く行けよ」
「うるさいなぁ、行くよ今！ウォヌはオンニのこと口説かないようにね」
「僕が見張っておきますよ」
「ありがとうソクミン！ウォヌのバーカ！」
ニヤッと笑ったウォヌと笑顔で手を振るソクミンにAオンニを任せ、私は競技に向かった。
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けーぽらぶ(プロフ) - 夜明けのパンセ楽しく読ませてもらっています!!更新頑張ってください!!ｵﾁがジェヒョンだととっても嬉しいです(←私事 (2018年5月13日 10時) (
レス) id: 9254041074 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - momoさん» ペンだなんて…！嬉しいお言葉ありがとうございます；；このごろ時間ができたのでできる限り更新しようと思いこんな感じになっています(笑) パンセ３もまたよろしくお願いします(^^) (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます！やっとここまで追いつきました(笑)もう少しNCTも出せるようにしたいです… (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - この頃たくさん更新が続いていて、朔さんペン＋夜明けのパンセペンとしてはとても嬉しいです…！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ってください！！また１から読み直してニヤニヤして来ます！笑 (2017年9月5日 14時) (レス) id: 24b0e028a7 (このIDを非表示/違反報告)
サミ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！NCTデビュー！他メンバーも出てくるの期待します！ (2017年9月5日 1時) (レス) id: cb3d8806c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年3月5日 1時
