３３（jeonghan） ページ11
今日は朝からミンギュとスングァンがやけにそわそわしていた。デビューだからというのもあるが、それよりもChocolate先輩と偶然にも活動が被ったからである。Chocolateのサラ先輩と仲が良いというのは前から聞いていた話だが、正直メンバーのほとんどはまだそれが本当なのか疑っている節がある。
「あ〜ほんとに久々に会う！」
「ヒョン、昨日電話したんでしょ？」
後ろでミンギュとスングァンが興奮気味に話すのが聞こえる。自然と年齢順に並びながらぞろぞろとテレビ局の廊下を歩いていると、隣でスンチョルが不安そうに「大丈夫かな」と呟くのが聞こえた。
「何が？」
「ほんとにサラ先輩と仲良いのかなあの二人。こっちが勝手にしつこく付きまとってるとか...」
「考えすぎだろ」
「じゃあジョンハナ、お前は想像できるか？サラ先輩があのうるさい二人と仲良くしてるところ」
「できない」
「だろ？はぁ〜ほんと大丈夫かな...」
そんなスンチョルの心配をよそに、後ろではサラ先輩のファンであるハンソルも加わり随分と盛り上がっている。
「いきなり行って怒られたらどうしよう」
「お前はサラ先輩のことなんだと思ってるの」
「冷徹なジョンハン」
「いろいろ失礼だからそれ」
ミンギュはよく、俺とサラ先輩が似ていると言う。俺はいつもそれを「男と似てるって言われて嫌だろうな」などと思いながら聞いているが、実際テレビで見た彼女には少しだけ近いものを感じたのも事実だ。
「僕が思うに、サラ先輩は怖いとかそんなんじゃなくて、ただ静かなだけだと思う」
「俺もそう思う。ヒョンたち考えすぎだって。俺はあのジウ先輩のほうが怖い」
後ろを歩いていたジスとジフンが話に加わってくる。
「あの番組のやつかなり怖かった」
「喧嘩の？」
「そうそれ」
「俺は結構好感持てたけどな。リーダーとしての責任感っていうかそういうの感じられて」
「ヒョンってほんと...」
いつの間にか目的の楽屋の前に到着していた。ジフンの呆れたような視線を受けながら、スンチョルがドアをノックして声をかけると、中から返事するのが聞こえた。あ、この声サラ先輩だ。スンチョルが小さく息を吐いて、決心したようにドアを開ける。
「失礼しま...す、すみません！」
真っ先に入って言ったスンチョルの焦った声が聞こえて、慌てて部屋に入ってみるとこちらを険しい顔で見ているサラ先輩と目が合った。
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けーぽらぶ(プロフ) - 夜明けのパンセ楽しく読ませてもらっています!!更新頑張ってください!!ｵﾁがジェヒョンだととっても嬉しいです(←私事 (2018年5月13日 10時) (
レス) id: 9254041074 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - momoさん» ペンだなんて…！嬉しいお言葉ありがとうございます；；このごろ時間ができたのでできる限り更新しようと思いこんな感じになっています(笑) パンセ３もまたよろしくお願いします(^^) (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます！やっとここまで追いつきました(笑)もう少しNCTも出せるようにしたいです… (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - この頃たくさん更新が続いていて、朔さんペン＋夜明けのパンセペンとしてはとても嬉しいです…！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ってください！！また１から読み直してニヤニヤして来ます！笑 (2017年9月5日 14時) (レス) id: 24b0e028a7 (このIDを非表示/違反報告)
サミ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！NCTデビュー！他メンバーも出てくるの期待します！ (2017年9月5日 1時) (レス) id: cb3d8806c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年3月5日 1時
