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2ndミニアルバムの活動が終わりすっかり夏になったころ、私たちのリアリティ番組の放送が始まった。
最終話のプチ旅行は結局済州島に決まり、先日一泊二日で行ってきたばかりである。
『ヌナと一緒に僕も行きたかった』
と電話越しに羨ましそうに言っていたのはスングァンだ。済州島に行くから良い観光地やご飯を教えてもらうために電話したら、始終そんな調子で「行きたい」と連呼していた。
「A、もうすぐ予告始まる」
ジウオンニがパソコンに目を向けたままそう言った。本編の放送は明日からで、今日は予告の放送があった。宣伝なしのゲリラ放送である。撮影風景を目撃されたりしたけどもう数か月前のことだし、ファンのみんなもびっくりするんじゃないかと思うとちょっとだけわくわくした。
「ユンソー」
「今行く！」
先ほどまで化粧を落としていたユンソが急いでやってきて私の隣に座った。デビューティーザーの日以来、何かあればこうやって３人一緒に見るのが私たちの決まりになっていた。
「あ、アップされた」
「じゃあ再生するわよ」
予告は打ち合わせの様子から始まり、涙を流すジウオンニで終わった。上手く編集されたものである。大体の内容を知っている私ですら、早く見たくなってきたくらいだ。
「今頃ファンの子たち大騒ぎだね」
「ジウ様が泣いてるー！！ってね」
私とユンソがそう言うと、オンニは「これ使われないと思ったのに」と恥ずかしそうに顔を手で覆った。
「どんな反応するかな、ファンの子たち」
「Aオンニは間違いなくファン増える」
「なんで」
「まず前からAオンニの読書してる姿好評だったし、誕生日会で交友関係もわかるし、泣いてるオンニが見れる！レアじゃん。人ってギャップに弱いんだよ」
「いや、こいつはルーキーズまでたらし込みやがって、って言われるね」
「自虐オンニはポジティブに生きようね〜」
忘れた頃に出てきた「自虐オンニ」がまたツボにハマったジウオンニが苦しそうにユンソを叩いている。ユンソの力説通り、良い反応だったらいいけれど。
「ま、いっか。どうにかなる」
「何が良いのかわからないけどそうよ、どうにかるのよ」
「お？自虐オンニが脱ネガティブか？」
「もうあんたそれやめなさいってば！」
苦しそうにしながら目くじら立てるを立てるジウオンニと逃げ回るユンソを見ながら、早くみんなで一位取りたいな、なんてことをぼんやり考えた。
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美花(プロフ) - 占ツクで出会った作品の中で一番大好きな作品！何度も1から読み返してます(笑)忙しいと思いますがたくさんの読者様が待っていると思うので更新頑張って下さい！楽しみにしてます＼(^^)／ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 0f98af2827 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメントありがとうございます。主人公やメンバーたちもしっかり書きたいと思って書いてるので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月3日 2時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
日(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしながら読んでました！すっかり主人公ちゃんペンに染まりました＼(^^)／更新楽しみに待ってます！ (2017年3月1日 17時) (レス) id: 44c4a20251 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ってどんどん更新しますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月28日 18時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 弟マークが可愛いです！ NCTの小説の中で一番好きです！ (2017年2月28日 10時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年2月21日 11時
