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５月。季節は少し夏に向かい始めている。私とジウオンニは変わらずギクシャクしていて、デビューまで大丈夫か少し不安になってきた。
「お、A」
「あれ、ベッキョンオッパ。もうすぐカムバック？」
「そんなところ」
事務所の廊下でばったり同期に会った。同期と言っても、一年しか一緒にレッスンを受けていないけれど。
「あ、そういやジョンデから聞いたんだけど、お前あのヤン・ジウと同じグループなんだって？」
「そうだよ」
「いや〜人生なにが起こるかわかんねぇな」
私が事務所に入ってから初めてジウオンニの名前を聞いたのは、ベッキョンオッパが興奮気味にめちゃくちゃ綺麗な練習生の話をしてきたときだったっけ。このオッパも相変わらずだな。
「お前今めちゃくちゃ失礼なこと考えてるだろ」
「わかる？」
「目が『オッパ最低』って目してる」
「そこまで思ってないよ」
少しだけしか一緒にいなかったけど、その同時期に入ってきたのが私とベッキョンオッパとジョンデオッパだけだったので、それなりに仲は良い。もっと素直に思ったことを口に出すようにと言ったのはジョンデオッパとベッキョンオッパだ。私が何も言わなくてもお前の目が〜とか言うくせに、友達が少ない私のことを思ってそう言ってくれたのだろう。優しい同期たちである。
「お前絶対ヤン・ジウと仲良くできてないだろ」
「なんでわかるの」
「うわー！やっぱり！」
「向こうが私のこと苦手っぽい」
「嘘つけ、お前もヤン・ジウのこと苦手だろ」
このオッパに嘘はつけないらしい。
「はぁ...なんでわかるの」
「お前の目が『オッパ助けて』って目してんだって」
「もうサングラスかけようかな」
「今から芸能人気取りかよってヤン・ジウに言われるぞ」
「本当に言われそうだからやめる」
「まぁ元気出せよ！」と言いながら肩をバシバシ叩いてくるオッパは、ニヤニヤとこちらを見ている。
「お前だってちゃんとわかってんだろ。あともうちょっとだけ頑張れ」
「うん、ありがとう」
「今度ジョンデと３人で飯行こうぜ」
「わかった」
「まぁあれだ。お前って長く付き合わないとわかんないとこ多いし、時間が解決するって」
「ユンソにも言われた」
「あいつも苦労するな〜」
オッパに久しぶりに会って元気になった気がする。
「あ、オッパ。その髪色全然似合ってないよ」
じゃあなと去っていく背中にそう声をかけると、「そういうのは黙ってていいんだって！」とうるさい声が廊下に響いた。
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美花(プロフ) - 占ツクで出会った作品の中で一番大好きな作品！何度も1から読み返してます(笑)忙しいと思いますがたくさんの読者様が待っていると思うので更新頑張って下さい！楽しみにしてます＼(^^)／ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 0f98af2827 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメントありがとうございます。主人公やメンバーたちもしっかり書きたいと思って書いてるので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月3日 2時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
日(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしながら読んでました！すっかり主人公ちゃんペンに染まりました＼(^^)／更新楽しみに待ってます！ (2017年3月1日 17時) (レス) id: 44c4a20251 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ってどんどん更新しますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月28日 18時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 弟マークが可愛いです！ NCTの小説の中で一番好きです！ (2017年2月28日 10時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年2月21日 11時
