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『あ、そういえばAヌナに似てる人が俺たちのグループにいるんだけど』
と、電話越しにミンギュが言い始めたのは、活動が三週目に入った頃だった。
気が付けば２０１３年がもう終わろうとしている。グループは今週の日曜で活動が終わり、ジウオンニとユンソは来週実家に帰省することが決まっていた。
「私に似てる人？男の子、だよね？」
『ヌナ、誤解しないでほしいんだけど、ヌナが男っぽいって言ってるわけじゃなくて、』
「ははは、わかってるよ」
『顔もちょっとだけ似てるんだけど、何よりキャラが似てる、気がする』
ミンギュ曰く、少しだけ雰囲気が似ているらしい。
『ヒョンと話すと、Aヌナに会いたくなるんだよね』
「へぇ」
『ヌナ、そこは私もミンギュに会いたいって言うところ！』
「私もミンギュに会いたい」
『もっと感情込めてみてくれる？』
ミンギュが拗ねたような声でそう言った。
目の前にいないのに、いじけたミンギュの顔が容易に想像できて思わず小さく笑うと、ミンギュが電話の向こうでさらに拗ねたのがわかった。
「で、ミンギュは何の相談なのかな」
『俺もヌナのことすごく理解してるほうだと思うけど、ヌナも大概俺のこと理解してくれてるよね』
今までも何度かあったから、ミンギュが何か話があって電話をしてきたことはわかっていた。
『さっきのヒョンの話なんだけど、後からグループに入ったから、早く馴染まなきゃ、慣れなきゃって毎日がむしゃらに練習してて。焦ってるのはわかるんだけど、無理はしないでほしいし、もっと心を開いてほしいっていうか...ヌナ、どうしたらいいと思う？』
「それは...うん、私はどっちかというと、その子の気持ちに近いって言うか」
『だよね』
「私も一番練習生期間が短いんだ。他の二人は知名度がすでにあって経験も豊富だったから私も焦ったし、今でも焦ってることよくあるよ。人のすごい部分見るとしんどくなっちゃう」
『ヌナはそういうとき何て言ってほしい？』
「私は単純だから。"大丈夫だよ"って言われたら、楽になる」
『そっか。うん、わかった。やっぱりヌナに言って正解だった。ありがとう』
電話が終わると、私はすぐに彼らの放送を見てミンギュから教えてもらったその子を探す。
「ジョンハン、ユン・ジョンハン...あ、この子だ」
確かにミンギュの言う通り、何か近いものを感じた。一生懸命練習をするその姿が、私にはすごく魅力的に見えた。
「大丈夫...私たち大丈夫だよ、頑張ろう」
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美花(プロフ) - 占ツクで出会った作品の中で一番大好きな作品！何度も1から読み返してます(笑)忙しいと思いますがたくさんの読者様が待っていると思うので更新頑張って下さい！楽しみにしてます＼(^^)／ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 0f98af2827 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメントありがとうございます。主人公やメンバーたちもしっかり書きたいと思って書いてるので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月3日 2時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
日(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしながら読んでました！すっかり主人公ちゃんペンに染まりました＼(^^)／更新楽しみに待ってます！ (2017年3月1日 17時) (レス) id: 44c4a20251 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ってどんどん更新しますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月28日 18時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 弟マークが可愛いです！ NCTの小説の中で一番好きです！ (2017年2月28日 10時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年2月21日 11時
