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音楽番組の無い日は練習室に行く日々が続いていた。
他の二人はボーカルの先生に呼ばれてしばらく帰ってこない。休憩がてら自動販売機でコーラを買って近くのベンチに座ると、スマホが通知を知らせる。開くとミンギュからカトクが来ていた。
「"なかなかお祝いできなくてごめんね"...Aヌナ、ミンギュって誰ですか？」
「うわっ」
不意に聞こえた声に顔を上げると、すぐ隣で私のスマホを覗き込むジェヒョンがいた。
「びっ...くりした」
「全然そんな風に見えませんでしたよ」
「いつ来たの？」
「ヌナがコーラ買うところから見てました。Aヌナってコーラとか飲むんですね？僕さっきそこでヌナが何買うのか予想してたんですけど外れました」
「ちなみに何買うと思ったの？」
「ブラックコーヒー！」
「飲めないよ」
「そうなんですね！覚えとこう」
そう言ってふにゃりと笑うジェヒョンは、この前の「可愛い」発言事件から会えば声をかけてくるようになった。マークが何を言ったのかは未だにわからないままだが、どうやら懐かれたらしい。
「で、ミンギュって誰なんですか？」
「友達」
「男の名前ですよね？」
「高校の後輩でね」
「男女間の友情って成立するんですか？」
「人によるんじゃない？私の中では成立してる」
「向こうがヌナのこと好きだって言ったらどうするんですか？」
「そんなの、そうなってみないとわからないじゃない。わからないことは考えない主義だから」
「わ〜ヌナほんとかっこいい」
頬杖を突きながら私の顔を覗き込むジェヒョンにため息を吐きたくなった。
こんなことを考えるのは失礼な気もするが正直、ジェヒョンの顔がすごく好きなんだと思う。マークがあの日、私とジェヒョンを会わせたくなかったと言ったのは、きっとこれが原因なのだ。マークは私のことをよく知っているから、ジェヒョンを見た瞬間真っ先に私のことを思い出したに違いない。
「ヌナ、もしかして今僕に見惚れてるんですか？」
「あー...うん、そうかも」
「ふふふ、僕もヌナに見惚れてます〜」
嬉しそうに笑うジェヒョンの柔らかい髪におもむろに手を伸ばすと、「僕もヌナの赤ちゃんですか？」という声が聞こえたので頷く。
「やった！」
「喜ぶことなの？それ」
「嬉しいですよ。ヌナともっと近づいた気がするじゃないですか」
「君はすぐそういうことを...エギ予備軍に格下げだね」
「あっ、ヌナ〜」
その時戻ってきたジウオンニに「またあんたは年下を...」と言われてしまった。
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美花(プロフ) - 占ツクで出会った作品の中で一番大好きな作品！何度も1から読み返してます(笑)忙しいと思いますがたくさんの読者様が待っていると思うので更新頑張って下さい！楽しみにしてます＼(^^)／ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 0f98af2827 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメントありがとうございます。主人公やメンバーたちもしっかり書きたいと思って書いてるので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月3日 2時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
日(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしながら読んでました！すっかり主人公ちゃんペンに染まりました＼(^^)／更新楽しみに待ってます！ (2017年3月1日 17時) (レス) id: 44c4a20251 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ってどんどん更新しますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月28日 18時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 弟マークが可愛いです！ NCTの小説の中で一番好きです！ (2017年2月28日 10時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年2月21日 11時
