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ジェヒョンくんは怪しげな魔術を使うような人物ではなく、笑った顔が可愛い好青年だった。
「じゃあ今１７歳なんだ」
「はい、そうです」
３歳しか変わらないのに、ジウオンニは「若すぎる」と言って不貞腐れている。しゃべらなかったら美しいお姉さんみたいなのに、ジウオンニは話すとオバサンみたいになるところが可愛いと思う。また誤解されそうだから、黙っておくけど。
「マークが僕のこと言ってたから、Aヌナは僕のこと知ってくださってたんですか？」
「うん。マークがずっとジェヒョンくんのことかっこいいって言うから」
「で、実際どうですか？僕かっこいいですか？」
嬉しそうに笑いながらジェヒョンくんが聞いてくる。かっこいいかっこいい。顔は本当にすごくかっこいいし、背も大きくてかっこいい。どことなく大人っぽくてマークの憧れるタイプだ。かっこいい、けど笑った顔が赤ちゃんみたいで、さっきのユンソの言葉がついつい頭の中に浮かんでは消える。
「モチモチ...」
「ん？モチ、え？」
「ジェヒョナ、気にしないでこっちの話」
ユンソが怖い顔をしながら私の背中を叩いてくる。ジェヒョンくんは不思議そうな顔をしながらも、またニッコリと笑って「Aヌナが僕のこと知ってくれてたなんて光栄です、ほんとに」と言った。
「Aヌナって練習生の間ではミステリアスクールビューティーって言われてるじゃないですか」
「ほら言ったじゃない」
「自分のことながら何回聞いても肩書長いよ」
「でもマークの話聞く限り、全然イメージと違ったんで気になってて」
「マークは何を言ったんだろうね」
「で？実際のAに会ってみてあんたどう思ったの？」
「あ、それは、」
「失礼します！」
元気のいい声が聞こえてドアが開いた。躊躇いなく入ってきたのはさっきまで何度も名前の出た私の弟である。今日は部屋間違えるの多いね、という呟きに対する「そんなわけないでしょ馬鹿なの」というジウオンニの声は聞こえないふりをする。
「も〜ジェヒョニヒョンここにいた！」
「ごめんマーク、私たちが引き留めてたの」
「あれっ、ヌナ！え、あ、すみません練習中に！」
「ねぇ、マーク。マークの言った通りAヌナ、すごく可愛いね」
どかーん！今、顔の血管が爆発した気がした。一気に熱くなる頬を抑えると、相変わらず可愛く笑うジェヒョンくんがこっちを見ている。
「あ〜もう！だから会わせたくなかったんだよ！」というマークの声がずっと遠くに聞こえた。
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美花(プロフ) - 占ツクで出会った作品の中で一番大好きな作品！何度も1から読み返してます(笑)忙しいと思いますがたくさんの読者様が待っていると思うので更新頑張って下さい！楽しみにしてます＼(^^)／ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 0f98af2827 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメントありがとうございます。主人公やメンバーたちもしっかり書きたいと思って書いてるので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月3日 2時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
日(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしながら読んでました！すっかり主人公ちゃんペンに染まりました＼(^^)／更新楽しみに待ってます！ (2017年3月1日 17時) (レス) id: 44c4a20251 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ってどんどん更新しますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月28日 18時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 弟マークが可愛いです！ NCTの小説の中で一番好きです！ (2017年2月28日 10時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年2月21日 11時
