ここにいる【銀魂】第9章

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side銀時








「ごめんね銀時、寄り道しちゃって」



「いーっていーって」



「すぐ買ってくるからちょっとだけ待ってて」



「おう」








漫画でも読んでるわ、と俺は手を振りAを見送る。


今はコンビニの中。



あ？急に話飛びすぎだろって？



そこはあれだ、あれ。



あのまま進んでたら俺マジでドカーンなるから。



やべぇ方向進んで行くから。




強制終了っつー感じだわな。








………………なぁんて。






「(ある訳ねぇだろ…‼いやもうかなり良い雰囲気だったよな⁉あとちょっとでいける空気だっただろ絶対‼)」






という事で俺は現在コンビニのあのコーナーの前にいる。


あれだあれ。


分かるだろ？



とりあえず手に取りじっとブツを眺めた。







「(………まだ早ェか？…だが、もし…もしマジで想い通じちゃったりなんかしたら俺絶対もたねぇし……や、でもでもンな勢いみてぇなのは…)」



「何だぁ今から吉原でも行くのか？」



「うおわ⁉んだテメーいつからそこに‼」



「別に珍しいってもんじゃねぇだろ。俺達ァ常連じゃねーか」








だろ？と言いながらジャ○プを掲げる。



いやまぁそうだけど。


焦るわ今は。








「………で、何だ。いい子でもいるのか？」



「……いい子どころじゃねぇよ」



「へぇ。まぁB専の俺の目にゃ敵わねぇだろうがな」



「お前が何専でもやるつもりなんかねぇよバーカ。あいつは俺「銀時ー？」ｯやっべぇ‼」









全蔵と話してると聞こえたAの声に咄嗟に手に持っていたモノを隠し、雑誌を手に取る。



………あっぶねぇ…





バクバク鳴る心臓を落ち着かせるように目を閉じ深呼吸してから雑誌を広げると…









「(＿＿＿＿ｯ!!し、しくった…‼)」



「銀時…？あ、いt「うわぁああ⁉」ぇ、ど、どうした…の………」



「…………………」



「…………………」



「(………俺の人生オワタ…)」









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