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side銀時
______で、結局昨日はまだ全員Aと離れがたかったからもう一泊した。
昼までバトル(A争奪戦)を繰り広げてたが流石にこれ以上騒いでも近所に迷惑だろうとそれぞれの家へ帰った。
だーけーど、だ。
「悪いなA…」
「ううん、外行きたかったから、嬉しいよ」
「そ、そぉ?」
なら良かったわ、と微笑まれて赤くなった顔を隠す為視線を逸らす。
全員が帰ったのを見計らってUターンしてきた俺は依頼を手伝ってくれねぇかという口実で今デートしてる。
デートって思ってんの俺だけだけど。
まぁそんな事気にしない気にしない。
実際本当に依頼はあるし(ずっとすっぽかしてたものだが)、嘘じゃねぇよ、うん。
「……ありがとね、銀時」
「…ん」
くしゃ、と頭を撫でてやる。
礼言われるような事なんてした覚えねーが、何か色々あんだろ。
謝られるよりは全然いい。
Aが眠っている間に、松陽達から連絡が来たのは教えた。
あいつらもすげぇ心配してたっぽいからとりあえず無事だと伝える。
何があったかまではお互い話さなかったが、彼女のナニカを見たのは声で分かった。
またすぐに会いに行きますからと言っていた松陽。
…………会いにくんのはいーけど手ェ出したらいくら松陽でも許さねぇし。
「………とき、銀時!」
「!わ、わり…ちょっと考え事してた」
「大丈夫…?無理してない…?」
「……大丈夫だ。お前といるのに無理なんかすっかよ。それよりA」
「?」
「手、繋ごうぜ?」
今じゃ普通に言える。
若干気恥ずかしいけど、差し出した手は絶対握ってくれるA。
だからもう悩まねぇ。
「………ね、銀時?」
「あー?何だ?」
「……………もっと、って言ったら怒る…?」
「ごふぅっ‼」←
「へ?だ、大丈夫…?」
「だい、じょばねーわ馬鹿…‼」
何ソレ何の殺し文句なの。
銀さんマジでどうするつもり。
ばっくんばっくん鳴る心臓。
うるせぇなコノヤロー!
とりあえず、まぁ…
「……怒る訳ねーだろ」
赤らめた頰を必死に逸らしながら、繋いだ手に力を込める。
嬉しそうに微笑むAが、なによりも可愛い。
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時