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再び流れる静寂。



だがそれは、先程のものとはどこか違う。






口元を覆い俯く者、両手で顔を覆い上を向く者。



または心臓を押さえうずくまる者や、鼻から流れ出る赤い液体を必死にティッシュで拭く者もいる。





そんな彼等の様子は知るよしもなく、Aはぽかぽかとした暖かい気持ちに包まれていた。




すると____...









「A」ガシッ



「は、はい…?」



「結婚しやしょう」



「………………へ?」



「「「「「…は?」」」」」



「俺も大好きでさァ。なら問題ねェですよねィ?」



「………………ぇ」



「問題ありまくりだコノヤロォォォオオォ!!!!」



「何さりげにプロポーズしてんだドアホ‼つか話ぶっ飛びすぎだお前‼」



「沖田殿ネジならここにあるぞ」



「あ、ドライバーもあるよ。俺が付け直してあげるから早く頭寄越しなよ」



「別にどこもネジ外れてなんかいやせんよ」









正常でィ、とあっけらかんと答える沖田は未だAの手を握りしめたまま。



ツッコミが飛び交う中もう一人ネジの外れた男が一人。



ソファーから立ち上がると彼女に近付き、沖田から引き剥がすように背後から抱き寄せ…









「_____俺も好きだぜA.....今から愛、確かめ合うか…?」ニヤッ..








腰が砕けそうな程甘く低い声で囁き、耳を甘噛みする。


痺れがつま先まで巡り思わず力の抜けたAを支え、布団まで戻ろうとする高杉に今度は口ではなく手でツッコミが飛んでくる。








「危ねぇな。Aに当たったらどうするつもりだ」



「安心して俺がそんなヘマしない」



「お前の首だけはねてやるから大丈夫だ」



「一思いにしてやろう高杉」









それぞれがボキボキと指を鳴らし、自身の武器に手をかける。



今にも戦闘が始まりそうな勢いに、Aは戸惑いを隠せなかった。







.

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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時

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