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side貴方
「…そういえば、神威はどうしてあんな所に？」
「っえ⁉」
「神楽へのお返し？」
神威の謎の行動と熱っぽい視線から逃れる為、ぱ、と話題を変える。
ずっと思っていた疑問を口にするとまたさっきみたいに泳ぐ視線。
…なにかあったんだろうか？
「う、うんそう！神楽への、お、お返しを…」
「ふふ、いいね。神楽すっごい喜んでるの分かるもん。素敵なもの、プレゼントしてあげてね」
「…あ、うん…。あの、さA…？」
「ん？」
「…もし、もしAが貰うなら、どんなものがいい？」
もしだよ⁉と物凄く強調する彼に首を傾げる。
そ、そこまで強調しなくても…
うーん、と考えてる私を何故かソワソワしながら待つ彼。
よく分からないけど可愛い。
考えに考えて出てきた答えは…
「神威」
「へ」
「神威との時間、かな。一緒に、側にいてくれるのが私にとっては一番のプレゼント」
「_____ｯ!!!」
大切な人の側に、これからもいさせてくれるのが何よりも嬉しいから。
にこ、と笑ってそう言うとずるずるしゃがみ込む彼。
どうしたんだろうと思いながら「そろそろ戻ろっか」と声を掛けると先に行っててと言われた。
……？
お願いしますと懇願するように言われてしまえば頷くしか出来なくて、先に私は二人の元へ戻る。
「A、兄ちゃんは…？」
「向こうでうずくまってる…。先行っててって言われて…」
「？」
「神楽、ごめんね。折角の彼との大事な時間とっちゃって」
「気にしないでヨ！私もAと会えて嬉しかったネ！」
「ふふ、ありがとう。あ、そうだ…」
ふとある事を思い出し、ちょいちょいと彼女に手招きする。
きょとんとしながら寄ってきてくれた彼女の耳に口を近付け、
「今日、総悟とデートしてたの見たよ。おめでとう」
「え」
そうお祝いの言葉を言ってからずっと待っててくれた朧にもお礼を言って私達はその場から去っていく。
……今更だけど、神威、神楽に彼氏出来たら妬いちゃわないかな。
密かに出来た心配をしながら彼等の今後を想像し、思わず笑みがこぼれてしまった。
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！作者も出来れば全員の落ちが書きたい…！とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね！！ (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです！はまりました！ときどきピンクがあるのがまたいい！沖田最高です！できれば全員の落ちがみたい･･･です！ (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます！！^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい！！ (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー！一番だー！新作出したと聞いたので急いで飛んできました！！いやー今回もとても楽しみです！ー相変わらず大好きです！ほかの作品もずっと応援しています！これからも更新頑張ってください！もう一度言います！大好きです！長文失礼しました！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年3月11日 20時
