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…めっちゃ作ったな、ボク
｢お前、料理できたんだな。｣
｢キルア、それどういう意味？｣
キルアの言葉にボクはジト目でキルアを見る
すごく失礼なこと言われた気がする
｢それにしてもすごい量だな。｣
｢俺なんて豚の丸焼きだせ。これから持ってくところだ！｣
料理をまじまじと見るクラピカと丸焼きにした豚を指さすレオリオ
レオリオ、あなたも丸焼きなのね…
｢A、これなぁに？｣
｢これは肉巻きおにぎり。
あと、こっちが生姜焼きでこっちが肉野菜炒め。
それと、豚肉代用の焼き鳥ならぬ焼き豚と鍋にまだ煮込んでる肉じゃがもあるよ。｣
ボクはテーブルいっぱいに広げた豚肉料理をゴン達に紹介する
｢この短時間でよくこんなに作ったな。｣
｢きっとAは将来、素敵なお嫁さんになれるね！｣
｢｢えっ？／なっ！｣｣
ゴンの恥ずかしげもなく言う言葉にボクとキルアが反応する
｢お前、よくそんなこと普通に言えるな。｣
｢うん、ボクもちょっとびっくりした。ゴンそういうことはいろんな人に簡単に言っちゃダメだよ。｣
｢え？俺、Aにだから言ったんだよ。まずかった？｣
またもゴンのそんな言葉にボクとキルアは固まる
これが天然タラシというやうなのかな…
｢そんなことより、できた料理持ってかなくていいのかよ？｣
｢あ、うん。肉じゃがをもう少し煮込んでから持ってく。キルアは？｣
｢俺、まだ作ってねぇんだよな。｣
いや、それボクとお話してる場合ではなくない？
早く作りなさいよ
呑気なキルアを横目にボクは料理を持っていったレオリオとゴンとクラピカの結果を待つ
戻ってきた3人は共に不合格だった
クラピカが落ち込んでる、レオリオと同レベルと言われたことを気にしてるみたい
ボクはクラピカを宥めるゴンを気にしつつ、メンチさんに目を向ける
彼女は早く自分を満足させられる人が出ないかと荒れている
あぁ…あの感じもう…
｢無理かもなぁ。｣
｢なにが？｣
｢ボク、諦めたくないけど料理持ってくのやめとく。無理だろうから。｣
ボクの言葉に反応したキルアは｢なんで？せっかく作ったのに勿体なくね？｣と言ってくる
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作者名：りんご | 作成日時：2022年9月8日 4時
