キルアの不満と2次試験 ページ27
｢どうやら間に合ったようだ。｣
だよね、よかった！
ボク達は受験者の中からレオリオを探す
するとゴンがなにかに気づきレオリオをすぐに発見した
｢レオリオ！｣
ゴンを始めレオリオの元へ駆け寄る
｢あぁー、痛って！なんで俺こんなケガしてんだぁ？｣
｢｢えっ？｣｣
｢どうも記憶がハッキリしなくってよぉ。｣
レオリオの言葉に3人で顔を合わせる
｢このまま言わない方がよさそうだな。｣
｢うん。｣
｢そうね。｣
クラピカの案にゴンとボクは苦い笑みで返す
｢ゴン！A！｣
突然、聞き覚えのある声に呼ばれて振り返る
｢キルア！｣
｢やっぱり先についてたんだね。｣
ボク達に気づかずさっさ先頭の方に行っちゃったもんね
…根に持ってなんかないよ？
｢お前らよくここまでたどり着いたな。もう無理だと思ってたぜ？｣
｢ゴンがね、すごかったんだよ！｣
｢へぇー、どんな？｣
ボクはゴンに自分で言ってと顔を見て伝える
驚くぞぉ絶対！
｢特別なことはしてないよ。レオリオの香水のにおいをたどったんだ。｣
｢におい！？それだけ！？｣
それ見ろ驚いた！
｢お前、やっぱ相当変わってんな…。｣
あれ、なんか引いてる？
ボクはすごいと思ったけどなぁ
だって香水だよ？
ボクも鼻いい方だけど香水のにおいなんて少し離れたらもうわかんないよ
さすがに2メートルくらいとかだったらわかるけど
｢…っていうかA、お前その服どーしたんだよ？血まみれだぜ？｣
ボクはキルアにそう言われて自分の服を見る
あらー、ホントだ真っ赤っか
｢あ、うん。ヒソカのトランプがお腹に刺さったの。｣
｢はぁっ！？なんでそれで生きてんだよ！？｣
｢もう
ボクの言葉にキルアは開いた口が塞がらない
ちょーアホ面だよ
｢あー、でもさすがにこの服のままじゃまずいか…。着替えよ。｣
ボクはカバンから替えの服を取り出し、血まみれの服を脱ぐ
…が、キルアに止められた
｢バッカ！！お前それワンピースだろうが！なんで普通に脱ごうとしてんだよ！｣
｢…？下ならパンツ履いてるよ、ほら。｣
顔を真っ赤にするキルアにボクは服をたくし上げて下に履いてるショートパンツを見せる
｢恥ずかしいならキルアが後ろ向いて｣とボクは彼の有無を聞く前に服を脱いだ
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作者名：りんご | 作成日時：2022年9月8日 4時
