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「おそらく自分と似たニオイを感じ取ったんじゃないか?」




「ニオイ?」




クラピカはものすごく真剣な顔で続ける




「ヒソカにハンターの資格があるとは私は絶対に思わない。
しかし、あの超人的な身のこなしと華麗なる技。…見事と認めざるを得ない。」




ハンターの資格かぁ

…そういえばヒソカはなんでハンターの資格を取ろうとしてるんだろ




「特異な能力を持つ者が同じような才能の持ち主を発掘することはよくある。
たぶん、ヒソカなりの勘や経験で2人にハンターとしての素質や将来性を感じたのではないか?」




クラピカってホント…




「今、殺すには惜しい。そんなふうに考えたのかもしれないな。」




よく頭が回るなぁ

それにちゃんと当たってる


…恐ろしい




「おっと、すまない。無神経だったかな。」




ゴンはううんと首を横に振る




「でも俺、あの時ワクワクしたんだ。」




「「えっ?」」




ボクとクラピカはゴンの意外な言葉に同じ反応をする




「怖くて逃げ出したいって思ったけど、それもできなくて…。
でも、ワクワクしたんだ。変だよね!」




振り返ってそう言うゴンをボクとクラピカはなにも言わずに見つめる




「それとね、Aへの疑問。俺はこう思うんだ。」




「…?」




「ヒソカはAにまた強くなったねって言ってた。またってことは、昔からの知り合いなんでしょ?」




ゴンは前を向いたままボクに質問する




「…うん、そうだよ。」




「そっか。…きっと、ヒソカはその昔の時からAにハンターの素質があるって思ってたんだと思う。
だから、もう合格するなんて試験会場で見つけた時点でわかってたから言わなかったんだと俺は思う。」




「…確かに、一理あるな。」




クラピカは少し下を向いて考える


…そっか、ヒソカからしたら当たり前すぎる話なのかな

だから、なにも言わない


…でも、ボクからしたら絶対合格しなさいってプレッシャーを与えられてるのと変わらない




「まぁでも、この考えは今のクラピカの話を聞いてそう思っただけなんだけど。

…あっ、2人共見て!」




ゴンの言葉にボクとクラピカは考えるのをやめて前を見る

そこには上り坂があり、上の方には他の受験者達が集まっているのが見える




「すごい、ホントについた。」




ボク達の足は自然とスピードを上げ、あっという間に坂を登りきった

まだ息を切らしてる受験者がいるし、これは…

キルアの不満と2次試験→←ゴンの気持ち



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設定タグ:HUNTER×HUNTER , キルア   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りんご | 作成日時:2022年9月8日 4時

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