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キミの後ろ姿 ページ5
「じゃあ、また放課後ね!バイバーイ。」
風「おう。」
屋上からの階段の踊り場で、さや香と分かれた。
俺はまだ何だか複雑な気持ちを引きずったまま...
(アイツ...俺になんで近づこうとしたんだろ。)
教室に入り、自分の席に着く。
いつもなら見て見ぬフリ、知らないフリが出来るのに、
今日は、
(アイツ、まだ戻ってきてないのか。)
何でかAのことが気になってしまう...
あともう少しで昼休みが終わるのに、
席にいないA。
(あ”ぁ。もう、めんどくせーな。)
気になって仕方がないのと、
見られたくなかったとこを俺が見ちゃった罪悪感で
Aを探しに行くことにした。
のに、
Aは何食わぬ顔で教室へと戻って来た。
俺は立ちかけて上げた腰をゆっくりと下ろす。
(っ、なんだよ。全然、平気そうじゃん。)
.
.
心配して損したわ、
なんて思ったけど。
授業中、
俺はAの方に視線を何回送ったんだろう...
それに、
Aの背中がやけに寂しそうに見えるのは....気のせいなのか。
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作者名:秋風 | 作成日時:2018年9月15日 7時