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現実 ページ16
優太「おはー、風磨。」
風「....」
「おいおい、無視かよ？ふーま？おーい、ふーまくん、聞いてますかー？」
俺の顔の前で
ウザいほどに動く優太の手をバッと掴む。
「っ！！ビックリしたぁ...無視すんなよ...」
風「してねーよ。」
「朝から何ボーっとしてんの？」
風「...しちゃ悪いのか。」
「別に、悪くねーけどさー。」
.
.
(はぁ...)
俺が朝からボーっとしてる理由...
結局 あの後、
お互いのキスがもっと深くなりそうになった時、
＜＜ドンッ！＞＞
俺はAに突き飛ばされ、
Aはそのまま家から出て行ってしまった。
急なことで何が何だか。
俺の ”嫌なら今のうちだぞ”って質問に、
Aは”嫌じゃない”って答えたのに、
ホントは嫌だったってことなのか？
それもだけど...
あのムードからの”帰る”は..
男にとっては生殺し状態も同然。
別にキスの先まで...
いや、考えてたのか？俺がAと...？
俺はただ単に...Aと寝たかっただけなのか。
そんなことをずっと昨日から考えてる。
こんなに考えてんのに、
答えが全くでない。
つか、アイツ今日休みだし。
あぁ...めんどくせぇ。
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作者名：秋風 | 作成日時：2018年9月15日 7時
