すののあお〔短編〕 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:67,912 hit

・ページ8

wn｢あ！トリハダさん、トリハダさん居酒屋で寝ちゃったんで、俺ん家連れてきちゃいました。もう遅いんで今日は寝ていってください。｣

tr｢ぇ？ワンちゃんち…？｣

あれ、トリハダさん顔赤い…？

wn｢…あ、やっぱり暑いですか？｣

tr｢や、ちが、いや、そう、ちょっと暑いけど全然平気だから！ごめんね、運ぶの大変だったでしょ？｣

wn｢いえ、トリハダさん軽かったんで大丈夫でしたよ。それより、居酒屋の分とタクシー代…トリハダさんのお財布から出しちゃいました…勝手にすみません…｣

tr｢や、良いよ、むしろ今日は付き合ってくれてありがとうね｣

ソファに座ったまま、立ってる俺にほほ笑みかけるトリハダさん。
やっぱ綺麗な顔…

あ、俺、これやばいやつかも…
わ、これやばいやつだ…！やばいやばい
うわ、顔あつ…

tr｢…ワンちゃん？どうかした？｣

wn｢うわあ！いえ、なんでも…！
そ、それよりお風呂！お風呂入ってきたらどうですか？着替え、貸せますし｣

tr｢え？いいの？ありがとう…｣

くそ、謎にもじもじしてるのも可愛いな…
じゃなくて！

wn｢はい、これどうぞ｣

tr｢あ、うん…じゃあ、お借り、します｣

wn｢はい、どーぞ｣

トリハダさんがシャワーを浴び始めたのを確認して一息つく。

wn｢…はあ…やば…完全落ちた…｣

とにかくトリハダさんが上がってくるまでにこの熱を落ちつかせよう…

fin