すののあお〔短編〕 (ページ21)

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dt「え、そんな理由？」

あ…やっぱりあきれられた…？

nb「ごめん、なさい……」

やっぱ言わない方が良かったかも…

dt「はあ…よかった…
本気で嫌われたのかと思った…」

あれ、抱きしめられてる…

nb「ごめん…」

そっと涼太の背中に手を回す

dt「いいよ。俺も結局自分から距離開けちゃったし。ごめんね？」

nb「うん…」

いっぱい言いたいこととか謝りたいことがあるけど、久々に涼太の温かさに触れて安心感から脱力してしまう。

dt「翔太？大丈夫？
もうちょっとしたら楽屋戻ろうか」

…忘れてた…仕事じゃん

nb「ううん、もう大丈夫。戻ろっか」

この温もりから離れるのは名残惜しいけど…

dt「翔太、好きだよ」

nb「え？は？えっ、あっ…は？」

dt「ふふ、ほら行くよ」

やばい、なんか、なんか言わなきゃ…

nb「あああの、俺も！すき！」

dt「え？」

え？

…やば恥ずい

dt「翔太、今日、うち泊まるよね？」

急に纏う空気が変わった涼太に拒否出来るはずもなく、翌朝は腰痛で泣くことになった。

fin