すののあお〔短編〕 (ページ18)

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どうしよう…
また逃げたくなってしまう。
何か言われるのかな？

まだ好きだって言ってくれる？
それとも、別れよう…？
そもそも、もう俺に興味なんて無いのかもしれない。
誰かが言ってた、好きの反対は嫌いじゃなくて無関心だって。

緊張のあまり震えてしまう。

dt｢そんなに嫌？｣

nb｢…え？｣

突然の言葉の意味が理解できない。

dt｢震えてる。俺に触られるのそんなに嫌になっちゃった？｣

nb｢ちがう！嫌なんかじゃ…｣

dt｢ほんとに？｣

nb｢ほんと！｣

dt｢俺のこと避けてたのに？｣

nb｢嫌なわけない！避けてたのは…ごめん…｣

dt｢…はあ｣

涼太の溜息に思わず肩が跳ねる。

dt｢やっぱり避けてたんじゃん｣

何だか不安になってそっと表情を伺う。

…そこには何かを諦めたような顔の涼太がいた

nb｢…りょうた…？｣

dt｢避けてたんなら、いい機会だよね？｣

そうだ、良い機会だから話し合いを…

dt｢…別れよっか｣

nb｢…え？｣