ここにいる【銀魂】第11章

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※478.5話は、内容的にフラグかかる気配があった為本編では割愛させて頂きます…！

後程裏短編集の方で公開するつもりなので下系のお話が大丈夫な方はそちらで是非…


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side貴方






お風呂、夕食が終わり寝る間際。


今日は全員吉原にお泊りする事になって、大広間に敷き詰められたお布団。


旅行みたいで楽しい。


けど部屋の中はもうどれが誰の布団なのか以前に元の状態を忘れる程酷い有様だ。




飛び交うあらゆるもの。


被害を受けないようにと端によるのは私と新八君、そして晋助の三人。


いつもならツッキーや九ちゃんもいるんだけど、ツッキーはお酒を飲んだせいで人が変わったように酔い、九ちゃんは女の子になっても尚妙ちゃんをストーカーする近藤さんに成敗を与えていた。




因みに新八君は不思議な事に女の子に変わらず、眼鏡の柄だけピンク色になるという不思議現象に。


晋助と二人で理由を聞くと、本人にも分からないが「もう慣れました」とどこか遠い目で言われ聞いてはいけない事を聞いてしまったと悟る。






「それにしても、夜も賑やかなんだね吉原って」



「歌舞伎町もそんな変わりねェだろ」



「そうかな？私の家の周りは静かだけど…」



「Aさんの所は比較的治安が良い所ですから」







そうなんだ、初めて知った。



同じ町でも治安とか変わるんだなぁと思いながら外を歩く人達を見つめる。


皆楽しそうで、よく物語で聞くような夜の町のイメージとは全然違った。


その理由はツッキーや日輪さん、晴太君に聞いて知ってる。




今も沢山の人に囲まれながら、喧嘩してるように見えて楽しく枕投げしてる彼(彼女)を見つめた。






「……おい、誰を見てる」



「え？えっと、銀時」



「…あ？…何で」



「眩しいなぁって思って」



「………」



「(た、高杉さんが！高杉さんがぶすっ、て‼あの高杉さんが‼ちょっと可愛…って何考えてんだ僕ぅぅうぅう!!!?)」



「し、新八君？どうかした？」



「……百面相してんぞ坊主」



「(いや待て僕よく考えたらとんでもない所にいる⁉あっちはあっちで危ないけどこっちもこっちで僕の心臓が色々と危険…つーか性別変わっても色気すご過ぎだろこの人等ァァァアアァ!!!!)」





どうしよう、新八君に声が届いてない。






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