episode 12 ページ13
月＜やだよ、なんで
深＜いいから来て、友達も一緒に
俺も説明するし事情聴取するから、と言われてそれ以降既読がつかなくなる。これは行かないと怒られるやつですか…もう最悪だ、さっきまで楽しかったのに。
月「…夏菜、ついてきてくれる？」
夏「う、うん」
スタッフさんを探して帰るファンとは逆方向に歩き出す。あくまでスタッフさんに用があるように、少し困ってるような雰囲気を醸し出しつつ。
人が少なくなった場所にいるスタッフさんに声をかけて名前を言うとやはり聞いていたのか連れられて裏の方に入る。
夏「え、え、A？」
月「ごめん、私もこんなことになるとは思わなかった」
なんで今スタッフさんたちがいるスペースにいるんだろう、なんで今ふっかたちがいる楽屋に向かってるのだろう。
スタッフさんがとある部屋の前で止まりノックをする。中から聞こえたのはふっかの声。
「月島様とお連れ様がいらっしゃいました！」
深「はーい、ありがとうございます！」
ガヤガヤと騒がしい楽屋内。私は恐る恐る顔を出すとふっかが「おー」なんて手を振ってる。とりあえず怒ってはなさそう…いやそこじゃなくて、夏菜だ。
振り向いて夏菜を見るとパニック状態。Snow Manがいること、渡辺さんがいること、私がふっかと知り合いなこと、全部に疑問が浮かんでいるのだろう。
深「えっと、何ちゃん？」
夏「え！？あ、え、」
月「夏菜ちゃんです」
深「夏菜ちゃんね」
説明どこまでした？と言われてなんもしてないと答えると酷だなぁと笑われる。いやタイミングなくて、あそこで騒がれちゃったらそれこそ目立つし。
深「夏菜ちゃん、Snow Manの深澤辰哉です。今日は来てくれてありがとう」
夏「あ、こちらこそ！！え、深澤、さん？」
深「そう、深澤さん」
笑ってるけど困ってる様子見て楽しんでるよね。多分キャーキャーされるのが嬉しいんだろうけど。
深「実はAは俺の幼馴染なんだ。Aも俺の事思って黙ってたんだと思う。許してやって」
夏「お、幼馴染！？…え、幼馴染！？」
月「そうなの、黙っててごめんね」
夏「ううん怒ってないよ！驚いただけ…」
幼馴染…と未だに呟いてる。そりゃ驚くよね、仲良い同期が実は自分の推してるグループのメンバーの幼馴染なんだもの。逆の立場だったら私腰抜かしてる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 876人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みん(プロフ) - 杏奈さん» コメントありがとうございます！ライバルは迷いましたがこの2人の障害は関係性だけにしたかったのでなくしました！笑 次の作品は甘々の翔太くんなのでぜひよろしくお願いします！ (2020年9月8日 2時) (
レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - 完結おめでとうございます！！リアコのふっかさん、やばかったです笑。恋のライバルが登場しなかったので私の心も平和に終わりました笑。幼馴染みほしーと思いながら読ませて頂きました！次の翔太くんの作品も楽しませて頂きます！本当にお疲れ様でした！ (2020年9月7日 20時) (レス) id: aadbdb729c (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - こちらこそ本当にありがとうございました。私の下手な説明から作品してくださって感謝しています。 (2020年9月6日 12時) (レス) id: c8f17d7735 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて光栄です(;_;)なな様が提案してくださったおかげでできた作品なのでとても感謝しています<(_ _)>最後まで読んでくださり本当にありがとうございました！ (2020年9月6日 12時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 凄く内容よかったです！胸きゅん量あまり少なくてすいませんって作者さん言うってますが全然読んでてキュンキュンしました。本当に文章読みやすかったですありがとうございました。 (2020年9月6日 11時) (レス) id: c8f17d7735 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みん
| 作成日時：2020年8月28日 1時
