Believe* ページ34
ーーside Purpleーー
あの撮影の日以来、Aの様子がおかしい。俺たちのアピールは変わらずだが、それを受け止める彼女の目が変わった。一言で言うといつも真剣なんだ。
その変化に気づいたのは俺だけじゃないらしい。メンバー全員が気づいていた。
深「やっぱA変だよな」
岩「ぼーっとしてることも多いし」
Aがいない今、俺たちはその話題でもちきり。全員で机を囲むようにして座り、ただひとつ空いている席を見つめた。
宮「心当たり、あるといえばあるんだよね」
向「え、なに？」
重たそうに口を開いた舘さんは俺たちが気付かないふりをしていたことを口にした。
宮「こないだのインタビューの最後の質問。俺たちはみんなAって答えたでしょ？それを聞いて少し悲しそうにしてたんだ」
あぁやっぱり、それが原因なのか。そうかなとは思ってたんだ、きっと俺たち全員。でも気づきたくなかった、Aに拒否されるかもしれないなんて考えたくなかった。
渡「…じゃあ、断るタイミング伺ってるとか？」
ラ「え、待って、俺立ち直れない」
阿「しかも全員でしょ？俺たち誰1人刺さらなかったってことになるよね」
このメンバーの中で誰かを選ぶならまだいい。でもAの違和感に全員が気づいてるということは、誰か特別な存在がいないということ。誰一人、彼女の心を射止められなかったのだ。
佐「だ、だとしたら…辻褄合う、よね…」
目「…まぁ……でも、俺は違うと思う」
目黒は頬杖をついてそう言い放つ。シンと静まり返る会議室、時計の秒針の音だけが響く。
目「Aは大切なことを後回しにする人じゃない。俺たちが必死になってるのをないがしろにする人じゃない」
そうじゃないすか？という目黒の言葉に全員が頷いた。そうだ、Aはそういう人じゃない。俺たちの本気さをわかってるのならキッパリ断るはずだ。
Aを信じよう、俺たちは彼女の返事を待つしかないんだ。それまでは今まで通り、自分を好きになって貰えるように頑張るのみ。
深「よし、ぜってぇ俺が勝つ」
佐「いやいやこればかりは俺も負けらんないわ！」
阿「俺も負ける気ない」
目「俺は自信しかないっすよ」
渡「ふはっ、それを言うなら俺もだわ」
ラ「年下の特権、結構強いよ？」
宮「年上の特権もあるからね、負けないよ」
向「同い年の特権が1番大きいで！」
岩「年齢じゃなくて真っ向勝負で勝ちに行くわ」
ー ー ー だからどうか、俺を選んで。ー ー ー
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みん(プロフ) - sweet37nasaさん» コメントありがとうございます！私としても皆様のそれぞれの推しを読んでいただきたいので全員分オチを書きたいと思っています...！まだ少し先になるかもしれませんが、これからもこの作品をどうぞよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月20日 23時) (
レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
sweet37nasa(プロフ) - コメント失礼致します。いつも楽しみに読ませて頂いております(^-^)最終回誰とになるのかは気になってしまうのですが、もし作者様のご負担にならなければSnowMan全員のパターンを書いて頂けると嬉しく思います。ぜひご検討ください。よろしくお願い致します！！ (2020年7月20日 10時) (レス) id: 1746df5da9 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます！私としてもいい形で終わりたいので模索しながらの更新となりそうです...最終回まではまだありますのでこれからもぜひよろしくお願い致します(*^^*) (2020年7月19日 1時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！箱推しなので、全員選ばれてほしいような、誰も選ばれてほしくないようなそんな変な気持ちで読んでます…無理のない範囲で更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月19日 0時) (レス) id: 120198a498 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - ribonさん» こんにちは！コメントありがとうございます！みんな平等に書いてるつもりなんですけどやっぱり自担に1番力が入ってしまって...なのでそう言って頂けて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月19日 0時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん
| 作成日時：2020年7月9日 0時
