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可愛らしいセットの雰囲気に合わせて、康二の袖を握ってそれに気づいた康二に両手を広げる。普段じゃやらないけど、これは一種のファンサだと思っているから。
向「えっ、」
成「しないの？」
向「、します、させてください」
それもそれで、と笑っていると優しく抱きしめられる。抱きしめ返すのは初めてかも、と後ろに腕を回すと緊張しているのか康二の波打つ鼓動が速いことに気づいた。
向「ほんまにやばい、幸せすぎてどうにかなりそう…」
成「それは何より」
向「ちゅーしそうやもん」
成「それはあかんで」
康二の真似をするようにつっこむとそれも可愛い、なんて呟いている。なんでも可愛いじゃん、JKかよ。
成「康二あったか…」
向「Aは冷たいな」
成「冷え症なんです」
向「俺がいつでもあっためたげる」
そうして貰えたら非常に嬉しいんですけど、普段からこれしてるのはよろしくないので遠慮しとこう。腕くらいは借りるかもしれないけど。
「いいですね、本物のカップルみたいです！」
カメラマンさんの言葉、耳元で康二が嬉しそうに笑っているのが聞こえた。
向「本物やって」
成「嬉しそうだね」
向「そりゃあ、好きな子やもん」
体を離して私の腕に手を添えたまま熱の篭った視線でジッと見つめられる。なんだか照れくさくて逸らしてしまいそうだけど、これは撮影だからと我慢。
「はい、OKです！すごく素敵でした！」
向「ありがとうございました！」
成「ありがとうございました」
セットから離れて、私は次の衣装に着替えるべくスタジオを出ようとする。そんな私を追いかけて腕をとった康二。振り向くと真剣な瞳でこちらを見つめていた。
向「俺、Aのこと絶対諦めへん。ほんまに、好きやから」
周りに人がいないタイミングでの言葉。予期してなくて体に熱が集まるのを感じた。
そこでスタッフさんに呼ばれてしまい、足早に立ち去った私。何とか冷静を装うも、心臓らうるさいままだ。
どうしよう、変わってきてしまってる。彼らだけじゃない、私もだ。もうメンバーとしてみていたあの頃には戻れないような気がした。
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みん(プロフ) - sweet37nasaさん» コメントありがとうございます！私としても皆様のそれぞれの推しを読んでいただきたいので全員分オチを書きたいと思っています...！まだ少し先になるかもしれませんが、これからもこの作品をどうぞよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月20日 23時) (
レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
sweet37nasa(プロフ) - コメント失礼致します。いつも楽しみに読ませて頂いております(^-^)最終回誰とになるのかは気になってしまうのですが、もし作者様のご負担にならなければSnowMan全員のパターンを書いて頂けると嬉しく思います。ぜひご検討ください。よろしくお願い致します！！ (2020年7月20日 10時) (レス) id: 1746df5da9 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます！私としてもいい形で終わりたいので模索しながらの更新となりそうです...最終回まではまだありますのでこれからもぜひよろしくお願い致します(*^^*) (2020年7月19日 1時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！箱推しなので、全員選ばれてほしいような、誰も選ばれてほしくないようなそんな変な気持ちで読んでます…無理のない範囲で更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月19日 0時) (レス) id: 120198a498 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - ribonさん» こんにちは！コメントありがとうございます！みんな平等に書いてるつもりなんですけどやっぱり自担に1番力が入ってしまって...なのでそう言って頂けて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月19日 0時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん
| 作成日時：2020年7月9日 0時
