Q.恋人にするなら誰を選びますか？

Shooting with White* ページ19

康二の時と同様大きめのTシャツにデニムのスキニーというシンプルな服装。この白いTシャツはまるで彼のメンバーカラーである。

スニーカー出歩きやすいや、このまま踊れる服装じゃん。なんて思いながら待ってる彼のところに向かう。


ラ「なるちゃーん！」


ブンブン手を振るのは最年少のラウール。彼も似たようなシンプルな格好。だけどスタイルもいいしやっぱり様になる。


ラ「服装似てるね！」
成「ね、私隣いて大丈夫かな」
ラ「なんで？俺の隣はなるちゃんでしょ！」


ほら行こ！と腕を引かれる。あぁ眩しい。さっくんの後だからそこまでギャップは無いもののフレッシュさが違う。さっくん悪口じゃないよ、ごめんね。

2人並んで座って撮影がスタートする。最年少との撮影だからかスタッフさんの掛け声というか褒める言葉が多い気がする。可愛いよ！とか、いい感じ！とか。


成「七五三…？」
ラ「俺17歳ですよ！！」


笑いながらそう言うラウールにまたみんな可愛い〜とメロメロ状態。スタッフさんの気持ちもわかる、だって可愛いんだもん。


ラ「ね！俺大人だよね？」
成「…大人、うん、大人？」
ラ「首傾げないでよ！」


私の両頬を摘むラウール。対抗して同じように摘むとまた可愛い！と女性スタッフさんの声。ついつい笑ってしまってまたラウールが唸る。


ラ「もー、俺今年で結婚できる年なんだよ？」


そう言われてハッとする。それやばくない？ラウが結婚、いやいや、想像できないししたくないし。ちょっとショックを受けてると先程までよっていた眉間のシワがすっかり無くなってニコニコ楽しそう。


ラ「嫌だった？」
成「…嫌、かも」
ラ「ふふふ、それが俺と同じ思いじゃなくても嬉しい」


ラウのことを恋愛感情で好きとかじゃないけど、なんか嫌だよ、最年少の結婚は。まあしないの分かってるけど。


ラ「Aちゃんが相手じゃないと俺もやだもん」


最近気づいたことだけど、ラウールは私を口説こうとする時だけ名前で呼ぶ。それ以外はなるちゃん呼び。こういう駆け引きができるくらいには彼は大人なのである。


ラ「10歳の差なんて可愛いもんだよね」
成「そ、そうかな…」
ラ「俺にとってはそうだよ」


10歳の差、私がラウール側だとしたら相手が嵐さんくらいの年齢ってことだよね…いやかなり、大きくない？嵐さんがスターすぎるからそう感じてるのかもだけど…

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