【vol.3】神様の気まぐれで転生トリップする事になりまして【ヒロアカ】 (ページ4)

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86話ページ4

途中で(ジャッカルの)尻尾を踏まれそうになったり、かっちゃんの爆発と偶然合わさって危うく山火事になるとこだったり(焦凍くんのおかげで大丈夫だった)、尻尾にしがみついてくるやつがいたりとか何か色々ありましたが、ようやく森を抜けることが出来た。

早くて到着は12時前後なんて言ってたけど、それどころか今はほぼ日没前。
あぁ夕日が綺麗だな.......

｢でも正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ君ら.......特に、｣

ピクシーボブは私、デクくん、かっちゃん、飯田くん、焦凍くんを順々に指さしていく。

｢そこ5人.......躊躇の無さは経験値によるものかしら？3年後が楽しみ！ツバ付けとこー！可愛い女の子もいるし！｣
『ぅわっぷ』

真っ先にピクシーボブにわしゃわしゃと頭を撫でられる。も、もふもふが.......！

｢そ、そういえばずっと気になってたんですけど、その子はどなたかのお子さんですか？｣

デクくんが洸汰くんを示して質問した。
帽子で影が出来ているが、こちらを見る目はずっと鋭い。

｢ああ違う。この子は私の従甥だよ。洸汰！ホラ挨拶しな。1週間一緒に過ごすんだから.......｣

マンダレイが手招きをして近寄るように促す。
デクくんが自己紹介して握手をするよう手を伸ばすが、悲しいかな、洸汰くんに精一杯の優しさは伝わらずデクくんのデクくんがお亡くなりになられた。合掌。

｢緑谷くん！おのれ従甥！何故緑谷くんの陰嚢を！｣
｢ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気はねえよ｣
｢つるむ！？いくつだ君！｣

この歳にしては達者な物言いで私達を一蹴した後に洸汰くんが去っていく。

マセガキと鼻で笑うかっちゃんだが、お前に似てねえか？と突っ込む(※本人に貶す意図は無い)焦凍くん。
うーん、あの目付きは確かにかっちゃんに通ずる何かがあるね。

『確かに似てる.......』
｢Aもそう言ってるぞ｣
｢Aてめぇ！つーか舐めプ野郎お前いつから名前呼びしてんだよ！｣
｢体育祭の時からだ｣

おっと、これ以上首を突っ込むのは危険だから私は静かに退散させてもらおう。

相澤先生の誘導で部屋に荷物を運び、その後は食堂で夕食。

今日だけはプッシーキャッツ達がご飯を作っていてくれたそうで、お腹が空いた私達はもりもりとご飯を食べ尽くした。