【vol.3】神様の気まぐれで転生トリップする事になりまして【ヒロアカ】 (ページ3)

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85話ページ3

サタンソウルに変身し、デクくん達と共に土くれ魔獣に一撃かませば呆気なく粉々になった。

『意外と脆かったな.......さて、私はこれにて』

ばさ、と音を立てて翼を広げたら、私の腕に何かがしがみついた。な、なんだ？

｢Aちゃん！飛ぶなら私も連れてって！！｣
『お茶子ちゃん！？』
｢1人だけ飛んでくなんて許さないからぁ！｣

まるで私を道連れにするかのように腕を離さないお茶子ちゃん。目が全然うららかじゃないです。

｢それなら俺もだ。USJのよしみだろ｣
｢待て轟！だったら俺もだろ！｣

焦凍くん、切島くんの順に迫ってくる。
確かに私は君達を乗せて飛びましたけどもさぁ！？何で今ここで張り合う！？

｢あァ、あん時のなぁ.......俺ァまだそれ腑に落ちてねんだわ、だったら俺乗せてけ｣
『かっちゃん爆速ターボで行けんじゃん！』

私の肩をギリギリと音がつきそうな程に掴むかっちゃん。
やめて、逃げないから、逃げないからやめてください怖いです。

『あ゛ーもう！乗せてくのはナシだから！もういいわコレでいく！』

サタンソウルでひとっ飛び作戦は泡となって消えた訳で。
仕方ない、じゃあもうなるべく俊敏にぴょんぴょん行けるやつにしよう。

『サタンソウル、ジャッカル！オラァこれでええんやろゴルァ！』
｢キャラがブレてるよAさん！｣

おっと思わず乱暴な口調になってしまった、いけないいけない。
デクくんに宥められて落ち着いたところで、どうやって早く森を抜けられるか考えることにする。

しっかし、あまりにも木が多くて日も当たらないしジメジメするし.......これもう少し手入れした方がいいんじゃないの？

『とりあえず燃やすか』
｢森林破壊！！！！｣

爆螺旋しようとしたらデクくんに止められました。