8話 ページ11
｢今日は俺のライヴにようこそー！！！エヴィバディセイヘイ！！！｣
受験会場へ来た私(達)を迎えてくれたのはプロヒーローのプレゼントマイク。
声がでかい。とりあえずでかい。耳がキーンてなる。
コール＆レスポンスを求めるプレゼントマイクだけど返事は返ってくることはなくひたすらにシーンとしている。
｢こいつぁシヴィー！！！受験生のリスナー！実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！アーユーレディ！？｣
.......シーーーーーーーン
ごめんプレゼントマイク。さすがにその、こんな緊迫した空気の中で｢イエーーー！｣とか出来ないです、ハイ。
しかしまぁそこでプレゼントマイクがヘコたれるわけもなく、実技試験の説明をしていく。
ここは原作と全く同じ。
演習場内にある仮想ヴィランを行動不能にしてポイントを稼ぐ。
その仮想ヴィランの中にはポイントの無い、所謂おじゃまヴィランが紛れている。
演習会場は番号によって割り振られており、基本的に同じ学校の生徒同士は別々の会場になるみたい。協力させないためかな？
｢Plus ultra!!それでは皆、良い受難を！！｣
プレゼントマイクのその言葉を最後に実技試験説明は終わった。
わ〜.......緊張するぅ.......！
会場どこだろうな、デクくん達と同じとこだといいなぁ。
〜
『ひっろいわスゲェ』
受験会場に着いて最初の一言。がコレ。
生で見てみると想像していた数百倍くらい広かった。
この中駆け回ってあのロボットみたいなの倒すのかぁ〜.......体力もつかなぁ。
『.......あ』
周りを見渡していたら見慣れた緑のモサモサ頭が目につく。
あれは間違いない、デクくんだ。
デクくんと試験会場同じだったラッキー！
ガッチガチに緊張しているデクくんは動きがまるでロボットみたいになってる。
そうだよな、まだオールマイトから力貰ったばかりで怖いんだよな、緊張してるんだよな、分かる分かる。
頑張れ.......！とデクくんを暖かい目で見守っていたら唐突に｢ハイ、スタートー！｣とアナウンスがかかる。
｢どうしたぁ！？実戦じゃカウントなんざねえんだよ！！走れ走れぇ！！賽は投げられてんぞ！！？｣
そうだった、そうでした。
よーいドンなんて前フリもなくこの試験は始まるんだった。
この中の誰よりも早く気づいた私は早速個性を使うために力を全身へ巡らせる。
｢先手必勝.......ここで思い切りやっちゃおう！｣
お父さんとの特訓くらいでしかまともに使ったことの無い個性。
ここで自分のキャパや現状の能力が知れる良い機会だ。
勿論、暴れまくってやりましょうや！！！！
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塩素 - もりさんさん» ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです。もうそろそろ続編へと移行しますが、これからもこの小説にお付き合い頂けると幸いです。更新頑張ります！ (2020年2月9日 10時) (
レス) id: 1709bd6570 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - すごくこういう物語好きです！面白くてはまりました！更新これからも頑張ってください、待ってます〜 (2020年2月8日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
塩素(プロフ) - 茶々丸さん» 嬉しいコメントありがとうございます！まだ始まったばかりですが、お付き合い下さると幸いです。更新頑張ります！ (2020年2月3日 18時) (レス) id: 1709bd6570 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - え、好き。（唐突）え、フェアリーテイルも、ヒロアカも好きなんですけど！我得すぎる！嬉しっ！更新頑張ってくださいね！ (2020年2月3日 15時) (レス) id: 2e90f12dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩素 | 作成日時：2020年2月3日 10時
