34話 ページ5
望side
照史「step１、笑顔はクリアやな！」
流星「あとは…」
淳太「なんか、アピールポイントとか無いん？ゲーム上手とか勉強得意とか」
ゲーム…はもちろん家には無かったし、一緒にしてくれる友達がおったわけでもないし
勉強は、普通やろ
大毅「なぁ、これ普通に質問なんやけど、院内学級ってどんな勉強すんの？」
望「うーん、基本的には学校の宿題かな、先生が回っていって、個別で教える…みたいな」
クラスメイトの中には、全然学年ちゃう人もおるしな
智洋「テストとかもあんの？」
望「うん、病院で受けて学校に提出、ちゃんと番数とかもくれる」
流星「へ〜望って頭よさそうよなぁ、俺より賢い発言してるし」
望「あー成績表あるけど…見る？」
っとどこやったかなぁ〜確か棚の…
望「はい」
全員−望「は!?」
望「えっ？」
照「どのテストも３位以内!?」
淳太「合計498点って」
智洋「天才かよ…」
流星「これ、どう考えてもアピールポイントやろ！」
へ…？番数とか、点数とか、あって無いようなもんかなって思っててんけど…
やって…学校行ってない時点で、社会的に普通やないし
せめて、成績だけでも迷惑かけんようにって
だから…すごくなんて
流星「すごいやん！望」
すごい…
望「俺、すごいん…？」
大毅「当たり前やん！こんなん、誰でも出来ることちゃうで？」
ほめ、られた…？
淳太「あ、じゃあさ、院内学級の子達とか、小学生の子に望が教えてあげるんは？」
智洋「確かに！それなら必然的に会話出来るかも！」
望「…俺、がんばって、みようかな」
大毅「よし！そうと決まればまずは、次の院内学級でお友達1人GET目指そう‼
全員−望「おー‼」
望「お、おー…」
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作者名：Yuna | 作成日時：2023年12月28日 16時
