黎明Ⅱ (ページ15)

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42話ページ15

崇裕side

―ガラガラ―

崇裕「二人とも～おはようさん」

望「おはようございます」

崇裕「どう？調子」

言いながら望に体温計を渡して顔色をみる

望「昨日より全然」

確かに、だいぶ顔色良うなってんな

―ピピピピ―

崇裕「うん、微熱までさがってんな
けど、絶対無理したらあかんで？」

流星「…ｽｰｽｰ」

崇裕「あと流星はそろそろ起きろー」

流星「あと…２時間…」

いや長いわ！ほんま寝起き悪いな(笑)

崇裕「早うせんとイベント始まってまうで？」

望「イベント？」

崇裕「ほら、今日七夕やろ？ロビーで七夕祭り開催すんねん」

毎年あったけど、望は基本ここに引きこもってたから知らんのかな？

望「…あ、あのっ」

崇裕「ん？」

望「俺もっ行きたい…です」

崇裕「っええよ、楽しんでおいで」

病み上がりやし、ほんまは安静にしとかなあかんねんけど、あの望が自分からそういう所に行きたいって言うてくれるようになったのが嬉しくて、つい二つ返事で許してもうた(笑)

流星「えっ望も行くん？」

ほんで俺が起こしてもおきひんのに望の事になったら子犬みたいな目してスッと起きるし

ほんま仲ええなぁ(笑)

崇裕「望は病み上がりやから無理せんこと、流星は絶対走ったりすんなよ？２人ともちょっとでもしんどいって思ったら近くの大人呼ぶ！
これ厳守な？」

流星「なんかオカンに見えてきたわ」

崇裕「医者やからしゃーない
ほな、朝ごはん食べたら行っておいで」

流星「はーい」