【d！】人気実況者グループは今日も大騒ぎ[リレー式合作(？)]

22▼不完全の極みのターン！！ ページ33

〜？side〜


「ふぅ。」

キーボードを叩いていた手を止めて、
壁に掛けられた時計を見る。

(9:20分…ま、上出来だろ)

そしていつものチェックをする。
俺は米井悠人。ホワイト企業(?)で働いていて、グループ実況者『けいこうしょく！』で、
フールという名で活動している。実は関西人。よし、まだそこまで馬鹿じゃない。

そう思いながらパソコン電源を切ってスマホに視線を落とす。
あいつらの呟きを見るのは毎日の日課だから。

「えぇ…?」

3人目を見たところで思わず声が漏れる。
皆して生放送祭りしてるから
いや皆でしろよ。視聴者さん困るかもだろ。
いや、後で見れんのか?忘れたわ

そしてもう一個

な ん で ば れ て る ん だ よ

更に同じグループ実況者の人だけじゃねぇか！
狙ってんの?

もうしらね。偶然だウンウン

「もう寝るか〜。」

そう呟くのを待っていたように
通知が入る。てか電話。
もう！よいこはもう寝る時間よ！……自分だけどきも……

誰がかけてきたかも確認せずに出る。

「もしもし?」

?「お、出た出た！」

いや誰?
そのツッコミが聞こえたように相手が話し出す。

?「あーもしかして分からん?千草やけど……」

頭のピースがかちりとはまる。

「あー千草?久し振りじゃん。一瞬誰か分かんなかった！」

ci「相変わらず馬鹿のまんまか…就職出来てるん?」

「出来とるよ〜ホワイト企業やで〜すごいやろ〜」

ci「え、すごいやん」

「毎日出来てなくて持って帰ってるけど」

ci「前言撤回」

「ひでぇな！」

というとりとめのない会話(?)をしていると、

ci「今度一緒に飲まへん?」

と誘ってきた。

「お、いいよ〜会うのは高校ぶりやし」

ci「つい最近同窓会で会ったやろ」

「え、そうだっけ?」

ci「ﾊｧ……まあ決まったらまた知らせるわ」

「おけ」

電話を切るとベッドに入った。
そしてふと思う。

(あれ、pcのデータ保存してたっけ?)

まぁいっか！

そう思った俺は次の日後悔する事は知らない。





てへ☆

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