／ハッピーエンド』 (ページ2)

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失恋のお知らせ。
それは、全てを打ち明けてからとは限らないと
今日知った。

帰り道。
脳内に今日の噂話が頭によぎる。

“ジョングクくん、ユリちゃんに告られたらしい“

ユリちゃん。
その名前を聞いて、なんとなく想像がついていた
今日、グクへの想いを諦めないといけないと。

だけど、離れがたくて...

グクの様子がおかしいのは
昇降口で会った時から感じていた。

その時から分かってた。

ああ、もうグクと二人きりで帰るのも最後か...
って。

分かってたのに。

『んじゃ、バイバイ』
JK「...あのさ、」

言わないで。
離れたくないよ。

JK「俺彼女出来た。」
『へえ、、おめでとう。』

笑えているかな。
目がどんどん暑くなって、
喉がギュッと押さえつけられたみたいな感覚。

あー。
失恋しちゃったんだ。

作り笑顔に気づいてよ。
私の気持ちをひとりぼっちにしないで。

『あ、そろそろグクバイトの時間じゃん、バイバイ』
JK「うん、バイバイ」

グクの視線が私から外れて
背を向けたとき。

我慢してたものが溢れでる。
そして遠ざかる背中に言うんだ。

『大好き』

と。

その言葉はいつもグクには届いてなくて
いつもどこかに消えちゃうけど。

バイバイ、私の初恋。

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