30.第20話「断罪」 ページ30
それにしても、“魔王が神”ね…
「
《解。魔物が“人”という種族を支配するために、宗教をプロパガンダとして利用する手法は極めて効率が良いでしょう。》
…いや、真似しないよ?
しかし、
下手にばらしたら都合が悪そうだ。恨まれたくないし、黙っておこう…
すると、ルミナスがヒナタの胸の穴に手をかざした。
まさか、治せるのか?
ルミナス「
なんで魔王が神聖魔法を…ってのは、この際忘れよう。その様子を見てつくづく思う。
これは紛う方なく、“神の奇跡”だ。
少しして、ヒナタが目覚めた。
俺の顔を見て「せ、先生…?」なんていうから、シズさんの夢でも見たのだろう。?
リムル「おう、寝ぼけるなよ。何が“先生?”だ」
ヒナタ「君………そうだ。奴ら…七曜は!?」
リムル「…今まさに、断罪が始まるよ。然るべき存在の手によってな」
ヒナタ「然るべき存在…?」
そう言い、ヒナタと二人で七曜のいる場所を見る。
ルミナス「七曜よ、此度の件…どのように言い訳するつもりじゃ?」
ルミナスの覇気を見て七曜がかなり慌てている。
これはルミナスも許す気は無さそうだ。
…すると、ディアブロから連絡が入った。
ディアブロ〚…リムル様、終わりました〛
リムル〚ディアブロか。それで、首尾は?〛
ディアブロ〚クフフフフ、全て予定通りに〛
ファルムスの方でも七曜を二人始末できたとのこと。冤罪も無事に晴れたようだな
これで、Aも満足してくれる………と思う。
リムル〚よし、落ち着いたら一度報告に戻って来てくれ〛
ディアブロ〚承知しました。〛
さて…こっちも片が付きそうだ
ルミナス「死罪じゃ。せめて妾の手で、そなた達へ死を手向けよう」
七曜「お、お慈悲を!私共はルミナス様の御為に…
我らの長き忠誠に免じて、何卒………」
ルミナス「
途端にルミナスが神々しい光を放ち、天から“神の見えざる手”が七曜達を捕らえた。
ルミナスへの慈悲を乞う声も虚しく、七曜達は灰となって消滅した
134人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ