恐怖の長期合宿

NO.11 ページ13

佐久早「何距離保ってんの？」

『え、だって佐久早さんは清潔＿＿』

佐久早「何それ。Aは例外だけど、他の男の菌がついてるなら消毒したい」

『消毒？？どうやってですか？』

ｷﾞｭｯ

佐久早「こうやって」

そう言いながら佐久早さんは手を握ってきた

『ちょっ、ちょっと待ってください！私こんなの慣れてなくて…！』

佐久早「顔真っ赤。そうだよな、彼氏に振られたんだよな」

『そうなんですよ…しかも手握るとかそんなのした事なくて…』

ってえ？何で佐久早さんが元彼について知ってるの？

私一言も言ってないけど…

なんか怖くなってきた……

『私失礼します…！』

佐久早「なんで逃げるの？？？」

『別に逃げてなんか…』

佐久早「そうか、怖がってるのか」

「怖がってる姿も可愛いな」と言い微笑んでいた

けど今はそれすら恐怖に感じ

『ごめんなさい！失礼します…！』

と言い私は逃げるように走った

最後の言葉を聞かずに










「逃げるなら、閉じ込めてあげる」












―――――体育館――――――
『…すみません。休憩タイムまだ始まってませんか？』

雀田「うん、大丈夫」

谷地「呼吸荒いけど大丈夫!?」

『うん､､､走ってきたから』

白福「休憩でーす」

『どうぞ、、』

月島「ちゃんと相手の目を見て渡しなよ」

『…どうぞ』

月島「エライネ」

星海「俺にもくれ！」

『へ、、、どうぞ』

何何何、ここ鴎台もいるの？

昼神「光来くん、Aちゃんがびっくりしてるよ‪」

星海「他の奴と話してたら嫉妬するから」

昼神「独占欲強いね〜」

灰羽「A！俺もAの愛頂戴ー！」

『愛なんて入れてないよ?!頑張ってって想いなら入れてるよ』

孤爪「ふぅーん。まだ俺達のこと愛してないんだ」

『あ、、、』

夜久「おっちょこちょいだな‪」

『夜久さん、!!こんにちは』

夜久「おう！A。後でクッキーやるから、音駒の部屋に来いよ」

『クッキー！行きます！』

孤爪「じゃあ練習後ね」

『はーい！』

・


・


・

―――練習後―――

山口「A機嫌いいね」

『だってね！音駒の人達にクッキー貰いに行くの！』

山口「え？」

『？山口くんどうしたの？』

山口「俺より、他の男の方に行くの？？？」

『え、いや、貰ったらすぐ帰ってくるよ？』

山口「俺じゃ不安だった！？何が不安だった？」

山口君の目が怖い…

『不安じゃないよ…！』

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