No.8 ページ9
時は経ち、インターハイ予選当日―――
『じゃあ皆バスに乗り込んで〜』
「「はーい」」
『監督、欠席者無し全員揃ってます。』
入畑「よし、じゃあ今日はよろしく頼むぞ。」
『はい、よろしくお願いします。』
久しぶりに公式試合を見るのでワクワクするが
不安も大きい
ちゃんと出来るのか
及川「Aちゃーん♡今日は及川さんの事いっぱい見ててね！」
『はいはい。さっ、早く乗った乗った』
及川「ちょ！押さないでよ〜」
私達はバスに乗り込み座席を確認した
『は？？』
そこには2席しか残されてなかった
及川「え！！Aちゃんと及川さん隣！？やったね♪」
『岩泉変わって』
岩泉「矢巾が隣だから無理だ」
『私が矢巾の隣でいいじゃん！！ね、矢巾！』
矢巾「急に話振ってこないでください！！」
及川「まあまあ、すぐそこなんだし♪」
『わかった！第2号車に乗ろう』
青葉城西バレー部は人が多いため、バスは2台あるのだ。
2号車も多いと思うが、
『それじゃまたね』
ヒラヒラと手を振り、バスを後にしようとした時
手を掴まれた
『何、？』
及川「お願い、一緒に座ろ？」
久しぶりに真剣な目を見た
綺麗な目
『……分かった。今日だけね』
そう言って私は外側の席に座った
続けて及川が座る
久しぶりの感覚だった
『…今日はちょっとくらい、ね』
ぼそっと呟いたつもりが彼には聞こえていたらしく
及川「何がちょっと？？」
『地獄耳、及川に隣の席を許した自分の反省会』
及川「そんなに及川さんの隣いや！？」
『うるさい、普通別れた奴の隣に座らないでしょ。』
及川「俺はまだ」
『……まだ？』
及川「…Aちゃんのこと好きだもん」
『ふーん、』
窓の方を向いて、外を見た
頬が一気に暑くなった
やはりこの男罪なヤツだ。
及川「Aちゃん??」
『あんたやっぱり重罪だわ。』
及川「えぇ！？」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『やっと着いた、私顔洗ってくるから先行っててー』
岩泉「気を付けろよ」
『あいよぉ』
及川「及川さんも行こうか？」
『来んな』
及川「酷い！」
私は早歩きで行った
この暑さを逃すために
少しでも冷やすために
『…なんで照れてんの』
もう好きじゃないのに
気になってもないはずなのに
水をバシャッと掛けた
「先輩」
彼の久しぶりの声がした
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無能なハンカチくん(プロフ) - るえうさん» こんばんは、コメントありがとうございます🙏今日の分は既に更新したので、早めに制作させて頂きます(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞)” (2月28日 21時) (
レス) id: 56ad95693a (このIDを非表示/違反報告)
るえう - 続き書いてください (2月28日 19時) (レス) @page9 id: f37b355590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無能なハンカチくん | 作成日時：2023年8月24日 1時
