NO.12 ページ13
インターハイは烏野には勝ったが、白鳥沢に負けた
残るは春高のみになってしまった
『国見ちゃん、』
私は国見ちゃんのクラスに行った
私たちは今日から恋人ごっこをする
国見「先輩、一緒にご飯食べましょ」
国見ちゃんは笑顔で近づいてきた
「国見くんの彼女かな」
「でも先輩だよ？」
「あ、あの人見たことあると思ったら及川先輩と付き合ってた人じゃん」
『…』
国見「…先輩、もう気にしなくて良いんですよ」
『分かってるよ、だけど慣れそうにないかも…』
国見「行きましょう」
国見は私の手を握って廊下を歩き出した
『国見ちゃん待っ』
国見「先輩。俺今日部活オフなんで一緒に帰りましょ」
『…うん、』
ほんとにこんな事してていいのか
私は自分を信じることが出来なかった
下を向いて彼にひたすら着いて歩いていると
もう片方の腕を誰かに掴まれた
「Aちゃん」
悲しいそうな目で私に訴えてくる
『及川、』
及川「なんで国見ちゃんと手繋いでるの？」
『関係ないでしょ』
及川「関係あるよ、インターハイ後から様子おかしいよ。１回ちゃんと話そ?」
『話すことなんて、ないからッ！』
私は及川から掴まれていた腕を勢いよく振り解き走った
その時の及川の顔はもう思い出したくもない
・
・
私たちが恋人ごっこをして1週間が経った
部活でも学年でも及川と話すことは無かった
『国見ちゃん、もうやめよ』
私達が恋人だと言うことは全体に広がった
偽者の恋人だが
国見「先輩、だけどこれからですよ」
『嫌なの、私及川のことまだ好きだから忘れたくない』
国見「……なんで俺じゃないんですか。中学の時初めて会った時から俺は好きだったのに、もう届かない存在だったんですよ」
国見「どうせ及川さんから告ったんですよね、それでしょうが無く付き合ったんですよね」
『ごめんね、違うよ。私から彼に告ったの』
国見「じゃあなんで別れたんですか…！」
『及川…徹はほんとにバレーを愛してる。だけど、白鳥沢には勝ったことがない、彼は努力してるのに。』
国見「何の関係が、」
『きっと私が居たからだよ、私が邪魔しちゃったんだ』
『それにね、他にも良い子な女の子って沢山いると思う。私気持ちを素直に伝えられないし』
『今更別れても遅いのにね、だけど彼には最後の試合本気で勝ってほしいの。』
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無能なハンカチくん(プロフ) - るえうさん» こんばんは、コメントありがとうございます🙏今日の分は既に更新したので、早めに制作させて頂きます(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞)” (2月28日 21時) (
レス) id: 56ad95693a (このIDを非表示/違反報告)
るえう - 続き書いてください (2月28日 19時) (レス) @page9 id: f37b355590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無能なハンカチくん | 作成日時：2023年8月24日 1時
