恐怖の長期合宿"２"

NO.10 ページ13

私達は食堂へ向かった。

日向「おはようございま〜す!!」

元気よく食堂に入っていく日向

私はその後ろに古森さんと隣で並んでいた

古森「おはよ」

ほら、Aもと言わんばかりに視線が来た

『おはよう、ございます』

私は下を向きながら言った

古森「あれ、まだ主将は帰ってきてない感じ？」

影山「帰ってきて無いっす、」

日向「影山！！飯食い対決しようぜ！！」

影山「ボケェ、お前周り見てみろ」

周り？

そう思い私は周りをキョロキョロとした

西谷「腹減った〜」

田中「A!!朝飯まだか!?」

『え？』

清水先輩達は？

バイキング形式なので机を見るが、料理など置かれていなかった

私は不思議に思い、調理室に向かった

丁度隣が調理室なのだ、

『清水先輩…？』

調理室はシーンとしていて

人の気配を無かった。

『仁花ちゃん？』

可愛い仁花ちゃんの姿も無かった

むしろ、全員の姿が見えない

『どうして？』

赤葦「A？」

『あか、あしさん､､』

赤葦「何かあったの？」

『皆さんが居なくて、』

赤葦「実は朝からコーチ達も居ないんだ」

『え…』

朝からコーチもマネージャーもいない？

『そんな事ってあるんですか、、』

赤葦「俺も初めてだから、分からない。」

皆さんの食事がとれない、となると練習にも支障が出る、

でも、どうして

急に消えたんだろうか。

(残り合宿の日数は？？)

私は頭をフル回転して考えた

『残り、4日…』

そして、鬼ごっこは2日間行われる

つまり、4-2…残り2日

どうして4日前に消えたんだろ､?

赤葦「とりあえず」

『とりあえず…？』

赤葦「朝ご飯、買いに行こっか」

『こんな山奥からどうやって行くんですか？』

赤葦「朝はバスがあるんだ、この時間ならまだ間に合うね」

赤葦さんはスマホを取り出し、操作していた

赤葦「じゃあ2年組だけ行こっか、主将からは許可取ったよ、」

2年生だけ、

となると私は行けない。

赤葦「Aもおいで、」

『え？行っていいんですか？』

赤葦「マネージャーだから」

早くジャージ着ておいでと言われ、私は食堂を出た

食堂からは「えぇ〜、」と日向達の声が聞こえ

「やった〜！」という風な声も聞こえた

きっと2年生の方達だろう

私も急ごうと思い、部屋に向かった━━━━━

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