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「A〜!開けてやぁ〜」
そうやって扉を叩くのは亮ちゃん。
え?
昨日、風呂なおったって言ったじゃん!
とか思いながらもドア開けちゃう。
「あ、おったおった。
なぁ〜、いつになったら俺に鍵くれるん〜?」
はい?
思わず目が点。
え、何言っちゃってんのこの人。
「え、だってお風呂なおったんでしょ?」
「ん?そやで?」
「ならうちの鍵もいらないでしょ?」
「なんでぇや、俺ここのペットやで?笑」
「え?!それ2週間限定じゃなかったの?!」
「え、Aは俺がおらんでも寂しくないの?」
わー!わー!わー!
何この可愛さ!
ちょっと眉毛下げて、目を潤ませて。
すこぉし首かしげて。
私より背が高いくせに上目遣いとかずるい。
やめてよ、好きになっちゃうよ。
これ以上好きにさせないでよ。
ペットのくせに。
とか悪態ついてみても、もう遅い。
「俺、もうこっちに来ようかなぁ笑」
「は?!」
「だって、ここに帰ってきたら、俺のこと構ってくれる優しいご主人様がおって、電気ついとるし、暖かいし、ご飯美味しいし、寂しくないし。ええことだらけやもん。」
それはあなただからやってるんですよ。
とは言えず。
「それは亮ちゃんが、ペットだからでしょ!笑」
そう笑ってごまかした。
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あーちゃん。 - すごい面白かったです!また新たな作品も楽しみにしてるので頑張ってください!! (2016年3月30日 17時) (レス) id: 741784e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことりーぬ | 作成日時:2015年11月4日 14時