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…チュンチュンと雀のさえずりが聞こえる。
カーテンの隙間から差し込む光で目が覚めた。
「…あれ？私…何してたっけ。」
寝る前の記憶が曖昧で、何も覚えてない。
でも、私がいるここは、間違いなく私の部屋で…。
「私…は、A…。…？なに、Aだっけ…」
自分にはちゃんと苗字があったのはずなのに、思い出すことができない。
でもさほど重要でもないのかもしれないと思った。
…なぜだろう。わからない。
と、コンコン、とドアがノックされる音がした。
はい、と答えると開かれるドア。
??「あの…新しい、入居者の方やんね…？」
ひょこっとドアから顔をのぞかせたその人を見た瞬間。
ブワッと頭に風が吹き抜けるような、そんな気がして…。
「あ、あおい？」
??「へ？あおい？」
気づけば、覚えのない名前を口走っていた。
言われた相手も、知らぬようでポカンとしてしまっている。
章「えっと…僕、あおいちゃいます…章大って、言います…」
「あ…ごめんなさい、何言ってるんだろ、私…。」
章「あ、ええよええよ！ここに初めてくる人はそういうことよくあることやし。」
「ここって…？あ、私は、Aです。苗字はわからないのだけど…」
章「A、な？覚えた。それもよくあることやで。僕もわからんし。」
そう言って微笑んだ顔は、何故か泣きたくなるものだった。
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ことりーぬ(プロフ) - 伊勢エビさん» ありがとうございます！いつもとは違う感じを目指して頑張っております！あ、例えばもちゃんと終わらせますよ！（笑）これからもよろしくお願いします！ (2016年1月20日 3時) (
レス) id: 466d89bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢エビ(プロフ) - さっそく読ませてもらってます。なんか、不思議な世界観で続きが楽しみです。無理せず更新、がんばってくださいね〜♪ (2016年1月19日 23時) (レス) id: 6cf6df64a6 (このIDを非表示/違反報告)
ことりーぬ(プロフ) - 0206Sukeloveさん» いえいえ、こちらこそありがとうございました。そう言っていただけてとても嬉しいです。仲良くしてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2016年1月18日 3時) (レス) id: 466d89bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
ことりーぬ(プロフ) - やっちゃんさん» いえいえ、こちらこそありがとうございました。仲良くしてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2016年1月18日 3時) (レス) id: 466d89bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
0206Sukelove(プロフ) - パスワードありがとうございました!!期待を裏切らない素晴らしい物語で、続きを読めるのを楽しみにしてますね♪ (2016年1月18日 3時) (レス) id: 57a72bf2e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことりーぬ
| 作成日時：2016年1月11日 1時
