【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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鬼殺隊全員で捜索を開始し早2ヶ月

最後に見た藤の家紋の家の女将さんの話だけで
未だにAの情報は一切出てこない




「A何処にいるんだよ…
いくら派手な俺でもこのままだと地味になっちまう…」


「宇髄、今はそれよりも鬼の聞き込みだろう」


「分かってるけどよ…鱗滝は大丈夫なのかよ」


「男だからな」


(なんて言ってるけどお前も暇さえあれば探してるんだろ？強がりやがって)
「…派手に早く任務終わらせようぜ！んで探すぞ！」


「！ああ」


宇髄と鱗滝は鬼が出ると噂されている村で聞き込みを始めた


「何か最近おかしな事や変わった事なかったか？」


「小さい事でも構わない」


「いや、ないな…
ああでも最近じゃ無ければ…」


「！教えてくれないか？」


聞き込みを始め6人目、男の老人によればこの村から少し離れたとこにある屋敷に住む天門(あまかど)という者の息子の姿が暫く見えないらしい


2人はすぐに天門の屋敷へ向かった


「ごめんください」


「なにか御用で、しょう…旦那様！」


使用人らしき男が出てきたが2人を見るなりすぐに主人を呼び始めた


「ﾎﾞｿ俺たちの事知ってるのか？」


「ﾎﾞｿさあな、まあ情報が早く出てきそうだしよかったじゃないか」


使用人が呼びに行き暫くするとタヌキの置物の様な見た目をした男が出てきた


「…ついにヤツが死んだのかね？それともヤツが誰かを殺したか？
後者ならもうヤツとこの家は関係ないから出ていってくれ」


「死んだとか殺したとか何の話だ」


「俺達はこの辺で怪しい事がなかったか聞いているだけだ」


「つまり殺していないんだな？はあ役立たず共め」


「あ"？」


「貴様らのその格好鬼殺隊だろう？
鬼を殺すための組織
…なのに何故ヤツを生かしている！早く殺せ！
私はお前達に殺してもらう為にあんな所にまで捨てに行かせたんだぞ！」


「テメェ…


ドガッ


「「！！」」


「ごちゃごちゃ喚くな
俺の聞く質問にだけ答えろ」


「は、はぃ……」


(壁を破壊するなんてド派手な事やるじゃねえか)


「ヤツとは誰だ
何故殺さねばいけない」









鱗滝は嫌な予感がしていた









「天門 Aの事だ…









奴は鬼だ」









予感は当たった

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