【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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Aは森の中にいた


(なんでこんなところに…これ列車？)


不思議に思っていると近くから声が聞こえてきた


「…さん！…さん…！！」


(この声は炭治郎…？)


声のする方へ足を進めるとそこには


片目は潰れ、
ボロボロな姿になり、
柔らかな笑顔を向け眠っている煉獄

そして煉獄の名前を呼びながら泣いている竈門、我妻、嘴平の姿


『杏寿郎…？嘘でしょ？目を開けてよ…杏寿郎！』


煉獄の方へ駆け寄ろうとすると急に何かに後ろへ引かれてしまうA


『なんだよ！今はやめろ！杏寿郎が…杏寿郎！杏寿郎！！』


涙で目が霞み始めさらに姿が4人の見えなくなっていく


『くそ！』


腕で涙を拭い、目を開くと


『！？』


「あ、おはようございますAさん」


(見たことある景色…)
『蝶屋敷…？』


先程までの景色は無くなり
目の前には薬を運んでいたであろうアオイがいた


「そうですよ、昨日血鬼術にかかって眠っていたんです…あ、まだ麻痺は


『それより杏寿郎は？どこ？』


「た、確か任務へ行かれましたよ」


『炭治郎達は？』


「同じ任務に行ったかと…」


あまりの血相に驚きながらも答えるアオイ


『ありがとう…っ！？』


立ち上がるが直ぐに膝から崩れてしまう


「まだ身体の麻痺が取れてないんです！ちゃんと人の話は聞いて下さい！
しのぶさんからも言われてるので暫くは大人しくしてて下さいね」


『今回は無理』


「え？」


『神の呼吸 捌の型 ヘラクレス
神の呼吸 弐の型 ヘルメース』


ヘラクレスで肉体を強化し麻痺を和らげさせ
ヘルメースで高速で走り始めた


(あれはきっと俺の直感的に予知夢！
ならまだ皆は無事…あんな事にはさせない)

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